資金管理の上手な人が、株式投資で成功する理由
株式投資って、儲かったり損したりの繰り返しでお金が増えないですよね。気がつけば、証券口座のお金が減っているものです。
どうすれば、株式投資で安定的にお金を増やせるのか。その答えは、資金管理にあります。成功している個人投資家達は、資金管理が極めて上手なのです。
相場で生き残り成果を出す秘訣は、まさに資金管理です。
— 株価予想は本当に当たるのか? (@investmentsstoc) 2018年12月19日
「資金管理の真髄は、「攻めるべき時に攻め」「守るべき時に守る」こと」
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リスクが高そうなシチュエーションでは投資額を減らし、チャンス到来と思ったならば、極めて迅速に投資額を増やします。
しっかりと資金管理ができれば、洗練した投資家達のように株式投資でお金を増やせます。この記事では、株式投資の成功に繋がる資金管理について紹介します。
(2018年12月21日 )
動画で資金管理の上手な人が、株式投資で成功する理由を解説
常に全力で投資を続ける人は、いずれ儲けた利益のほとんどを失う
ほとんどの企業の株価は、大きく上昇を続ける時期もあれば、一転して大暴落するものです。一生涯、右肩上がりに上昇を続ける株なんてありません。
いずれ、値下がりする時が訪れます。新興市場のマザーズ指数の過去5年チャートを見た感じでは、株価が上がったり下がったりを繰り返しています。
仮に、初年度100万円の投資資金に加えて儲かった利益をつぎ込んで、全力で投資をし続けた場合のシミュレーションをしてみましょうか。4年連続で10%の儲けがあり、5年目で▲30%の損失となった事例です。
なんと、最後の年の損失によって過去4年で築き上げた利益のほとんどを失っています。初年度の投資資金100万円は、5年目で102万円にしかなっていません。このように、常に全力で投資を続ける人は、いずれ儲けた利益のほとんどを失います。
投資資金の全額をつぎ込み、売買を繰り返す人のお金は増えない
ところで、儲かった時の利益率15%、損した時の利益率▲15%となる売買を繰り返した場合、投資資金は減り続けます。以下の事例で投資資金100万円は、6回目の売買を終えた時に93万円になっています。
想定される損失より、大きな利益を見込んで売買を繰り返さないと証券口座のお金は減ってしまうのです。損失率▲15%の事例であれば、+18%の利益率の売買で、ようやく投資資金が減らなくなります。
一つの指標として、想定される損失の2倍の利益が見込める売買だけに挑戦すれば良いと思います。損切り▲15%であれば、儲かった場合の想定利益率が30%です。管理人は、想定損失の数倍の儲けが期待できる時にのみ投資をしています。
資金管理を駆使して、ここ一番のチャンス時にのみリスクを取りに行く
資金管理としては、市場の過熱感に応じて投資比率を下げていく方法があります。また、全力投資とせずにある程度を現金で保有しておくべきです。
例えば、以下の事例のように全資産の投資比率80%から徐々に下げて60%に達した時に、▲30%の暴落が発生したシミュレーション結果です。
前の項の全力投資時では、5年目の合計資金が102万円でしたが、資金管理を活用すれば110万円となり、これまで得た利益を守れます。
このように、相場が過熱してきたらリスクを減らして現金の比率を増やすことが資金管理の一つのコツとなります。資金管理を駆使して、ここ一番のチャンス時にのみ大きなリスクを取りに行くスタンスで相場と付き合えるようになれれば良いですよね。
資金管理が上手になれば、自然と株式投資でお金が増える
株式投資で儲ける手法の中で、資金管理が極めて大切だと思います。コツコツと利益を積み上げても、すべての利益を吹き飛ばす人が後を絶ちません。
株式投資では、増やすよりも資金を守ることに注力するべきです。そうすれば、おのずと口座のお金が増えるはずです。
株式市場は無くなりませんので、気長に待っていれば必ず投資するチャンスが訪れます。焦らず、じっくりとチャンスを待つ姿勢が大事です。
資金管理で、投資資金を守って温存し、ここ一番の大チャンスの時にのみリスクを取りに行けば株式投資で成功する投資家の仲間入りができるでしょう。
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