マネックス証券の日本株版取引ツール「トレードステーション」のセミナー体験談
マネックス証券は、これまでに個人投資家向けの様々な分析ツールを提供してきましたが、そんな中でも「トレードステーション」と呼ばれる株取引ツールに、かなりの力を入れています。
もともと米国のtradestation証券が開発したので、米国株でしか利用できませんでした。ですが、ついにマネックス証券から日本株版の取引ツールとして「トレードステーション」の提供が開始されています。
世界中のアクティブトレーダーから絶大に支持されている「トレードステーション」の、日本株版取引ツールの説明会が六本木アカデミーヒルズで開催されるとの事で、当サイトの管理人が知人(ノーロード投資信託の運営者)と共に、参加してきました。

セミナーが開催された六本木ヒルズ
当コンテンツでは、セミナーに参加して感じた「トレードステーション」の隠れた魅力を中心に、ご報告したいと思います。
(2016年7月16日公開)
一言で表現するならば、マネックス証券の本気度が伝わってくるセミナーだった
期待に胸を膨らませて会場入りしたのですが、かなりの人達が本セミナーを聞きに参加しており熱気が溢れる中で、説明がスタートしました。
下記のセミナー会場の様子をご覧になるとお分かりだと思いますが、皆さん、本当に真剣に話を聞いており「トレードステーション」への注目の高さが伺えます。

マネックス証券側も個人取引の世界に革命をもたらすために、多額の資金を投入して日本株取引版の「トレードステーション」を開発していますからね。意気込みが、すごいです。トレードステーション用の特設サイトでも、情報を発信していますよ。
特設サイトでは、開催済みのオンラインセミナーをオンデマンド配信で拝見する事も可能ですから、ご自宅で、のんびりと視聴してみる事をおススメします。
それにしても六本木アカデミーヒルズで説明を聞いていると、モチベーションが凄く高まりますね・笑
利用手数料が常に無料だから、お試しで利用する目的でも大丈夫!!
超高機能な株取引ツールの場合、一般的に毎月利用料が発生します。証券会社によっては、特定の条件を満たす事で、無料で利用できるツールもあります。どちらにしろ、利用料金は気になる項目のひとつ。
証券会社名 | ツール名称 | 1か月の料金 (税込み) |
無料条(一部掲載) |
---|---|---|---|
マネックス証券 |
トレードステーション | 無料 | |
SBI証券 |
HYPER SBI | 540円 | 「信用取引口座」or「先物・オプション取引口座」を開設 |
楽天証券 |
マーケットスピード | 900円 | 信用取引口座・先物・オプション取引口座、楽天FX取引口座いずれかを開設 |
カブドットコム 証券 |
kabuステーション(本体) | 972円 | 先物オプション、FX、取引所CFDいずれかの口座を新規開設すると翌月無料 |
岡三オンライン 証券 |
岡三ネットトレーダー | 480円 | 手数料計算期間の手数料実績が 480円(税抜)以上 |
松井証券 |
ネットストックトレーダー | 1944円 | 無料条件は無い |
しかし「トレードステーション」だと、維持費・利用料金が常に完全無料です。
上記一覧表をご覧になって頂きたいのですが、常に利用料金が無料な点はすごく魅力的です。特にお試しで使ってみたいと思った人は、料金を気にせずに使ってみれば良いと思いますよ。
株式手数料体系がトレーダー向きに特化されており、中長期投資には不向きな点が残念
基本的に「トレードステーション」は、アクティブトレーダー、つまり頻繁に売買する投資家向けの取引ツールなんですね。よって株式取引手数料は、アクティブトレーダー向けに特化した形になっています。

ぱっと見たところでは、大手証券会社(SBI証券、楽天証券、松井証券)に比べると、かなりお安くなっています。
特定の条件を満たせば、信用取引手数料も無料になるようです。ちなみにSMBC日興証券は無条件で信用取引手数料が無料ですから、もうちょっと頑張って頂きたいな・笑
ただ1,000万円単位で3500円(税抜)からの1日定額手数料体系のみですから、1日に1銘柄を売買する程度の中長期的な投資では、割りに合わないです。
例えば100万円の銘柄を1日に10回売買すると1,000万円を超える取引量になるので、やはりトレーダ-的な利用でないと、売買手数料の面では、魅力が今一つになる事が残念ですね。
ただし当サイトでご紹介する中長期的な投資スタンスでも、「トレードステーション」を利用する価値はあります。売買手数料だけで判断するのは、早計ですね。
管理人だったら、マルチチャートとバックテスト機能を上手に活用したい!!
実は「トレードステーション」は多機能すぎて、当ページでは説明しきれないです・笑 詳細はトレードステーション用の特設サイトで、マネックス証券が分かりやすく掲載しているので、そちらをご覧ください。
セミナーに参加していて、おもしろいなと思ったのは例えば下記画像の銘柄監視機能でしょう。TOPIX1000に組み込まれている銘柄の中から、株価の上昇率が高い銘柄ベスト5や、逆に株価の下落率が大きな銘柄ワースト5など、並び替えが可能です。

さてセミナーで話を聞いていて、まず管理人が積極的に利用したいと思ったのは「マルチチャート機能」です。
最大で30銘柄のチャートが一括表示できるのでうねり取り投資用の監視銘柄を予め決めておけば、かなり楽ちんに投資チャンスを探す事ができますよね!!
⇒トレードステーションのマルチチャート機能を使い、多数の銘柄を監視する方法
待ち伏せ売買する人には、すごく魅力ある機能だと思います。この機能は、超おススメですね。もちろん管理人も積極的に利用します。トレードステーション、使うだけならタダですから・笑

マネックス証券から画像を引用
次に「バックテスト機能」も、中長期投資家の管理人でも「トレードステーション」を使ってみたいと思った特徴の一つです。
事前に世の中に出回っている投資手法が、本当に儲かるのか?調べる事が可能ですからね・笑 中長期的な投資手法を適用した場合の、売買イメージが、より具合的にできると感じています。

マネックス証券から画像を引用
例えば上記はテクニカル分析指標の一つであるMACDがクロスした場合に売買する戦略ですが、過去データから自動的に探し出してきて、売買タイミングをチャート上に表示できます。
もちろん最終的な損益結果も、確認する事ができます。別の売買結果のパフォーマンスを提示した下記画像をご覧ください。
下記例ですと、合計約71万円の利益を出した取引と、合計約43万円の損失を出した取引があって、最終的に28万円の利益が残った事を示しています。

マネックス証券から画像を引用
毎回、確実に儲かる手法なんて存在しません。ですがテストを繰り返す事で、負けにくい、そして利益を残しやすい手法を確認する事は可能だと思います。
株式投資をする上で、不安な気持ちを解消することは凄く大切です。バックテストを実施する事で、心理的な負担を軽くする事ができれば、より利益を出せる投資家に近づけると思います。
⇒トレードステーションのバックテスト機能で、投資手法が儲かるのか?調べる方法
トレードステーション口座と証券総合口座のシステム統合される2017年までは注意すべし事が
マネックス証券に口座をお持ちでない方は、こちら
から口座開設をすれば良いです。ですが、すでにマネックス証券に口座を保有している方は、注意が必要です。
現時点で「トレードステーション」を利用するためには、なんと通常のマネックス証券総合口座を一旦解約して、トレードステーション口座開設する必要があります。具体的な流れは、下記のようになります。
1.証券総合取引口座の解約書類のご請求 ※電話で申し込みが必要
2.証券総合取引口座の解約書類のご返送
3.証券総合取引口座の解約完了
4.トレードステーション口座開設書類のご請求
5.トレードステーション口座開設書類のご返送
6.トレードステーション口座開設完了
簡単に言いますと、電話で口座解約の相談をする際に、同時に「トレードステーション口座開設」の相談もして頂き、1週間ちょっとで、トレードステーションが利用できるようになります。
マネックス証券の口座を保有している管理人、もちろん総合口座を解約してトレードステーション口座を開設しましたよ!!当サイトで、積極的にバックテスト機能の利用結果を公表したいと思っています。
なお2017年以降であれば、証券総合口座のサービスと、トレードステーションのシステム統合予定があるようです。
システム統合以降は口座解約をせずとも、トレードステーションのサービスが利用できますし、トレードステーション用手数料体系と、証券総合口座の手数料の切り替えも可能になります。
手間暇なくトレードステーションを利用できる環境の準備が、マネックス証券側で続けられている最中です。ですから興味がある方は、ぜひご利用を検討すると良いのではないでしょうか?
⇒ マネックス証券の口座開設はコチラ

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