インカムゲインである配当金を狙う戦略も魅力的な株式投資

精神的な負担が少ない配当金狙いの株式投資

株式投資は、相場全体の方向性、サイクル性、個別企業の業績などを考慮してキャピタルゲインである株価の値上がり益を狙う方法以外にも、安定的なインカムゲインの獲得に着目して投資する方法も存在します。


当コンテンツでご紹介する配当金がインカムゲイン狙いの投資手法の一つになります。


配当金狙いの株式投資

株価の値上がり益を利益に変えたい場合は、基本的に株価の動きを気にする必要が出て来ます。特に売却の時期など自分自身のもっと儲けたい気持ちと闘いながら、欲望を抑えて売る必要がありますね。ですが配当金狙いで企業の株式を保有するのであれば、基本的に売却時期を考慮する必要はありません。心理的な動揺が少ない為に人気がある投資手法の一つでしょう。

配当利回りを上げたいなら、暴落時に購入した方が良い

インカムゲインである配当金狙いの投資をしよう!!と思いついたら、恐らく証券会社の検索機能などを利用して配当利回りの高い順に銘柄を探す事になるかと思います。2015年の6月時点でSBI証券の検索機能を利用して配当金利回りの高い順に調べてみると、下記のように4%を超える水準の銘柄も存在します。


配当利回り

ただし後述しますが、可能であれば優良企業の高配当株を購入した方がリスクは少なくなる傾向にあると思います。特に市場全体が冷え込んでいる時期が狙い目です。


下記に1部上場企業の平均的な配当利回りと日経平均株価指数の値動きを比較したチャートです。当然ですが株価が安い時の方が、配当利回りの上昇が発生してお得感が満載になります。


配当利回りと株価の関係

慌てて配当利回りが高く、良く分からない企業に飛びつくよりも自分自身が良く知っている身近な企業をお得な時に購入する事が配当金狙いの投資で成功する秘訣ですね。


配当金狙いでも撤退する判断は必要

配当金狙いだから、永久に保有すれば良いと考えるのは少々危険です。特に個別株を保有する場合は、株価の下落幅が非常に大きくなる傾向があるからです。


一昔前までは電力会社の銘柄は安定感があり利回りも高かった為に人気がありました。ですが下記の東京電力のチャートが示す通りに、絶対安全な企業なんて存在しません。


配当利回り

東京電力(9501)


仮に東京電力の株を長期間保有してしまうと、これまで得てきたインカムゲインである配当益を全てチャラにするキャピタルロスが発生する事になります。配当金狙いであっても、投資対象の銘柄から撤退する基準は決めておく事が非常に重要です。配当金狙いの投資のリスクも理解した上で、投資を行うと心理的にも比較的に不安が少ない投資ライフが過ごせるかと思います。



株式を利用した投資手法に関連するコンテンツ一覧


Beginner of Recommended service

記事が売買の参考になりましたら、ぜひブックマークをお願いします!