イオンモールの株価予想は当たるのか?

イオンモールの株価予想を評価・解説

モール業界でNo1のイオンモール。売上が伸びていますが利益は停滞し、株価が下落を続けています。こんな状態で何も考えず予想屋の情報を鵜呑みにすると、割安だからと買い推奨され、含み損が膨れ上がる事でしょう。

株価予想を頼るような人が天井の高値園で株を買って、その後の株価下落を唖然と眺める事になるのです。

さっさと株価予想からは卒業なさって、ご自身で投資判断が下せるようになりましょう。利益が出る投資チャンスとは、カモの投資家が保有株を投げ売る時なのですから。買い場の探し方についても、解説します。

イオンモール

イオンモールで儲けるポイント
  • 国内店舗は、ほぼ稼働状態で多額の利益を生み出すが、海外事業は赤字。
  • 先行投資する海外事業の影響なのか、営業利益率の低下が止まらない。
  • ビジネスモデルが、店舗を貸し出す不動産業なので利益は安定している。
  • ボックス相場になる傾向が強く、支持帯付近まで株価が下落したら買いたい

慌てて飛び乗る行為は、損する事に繋がる。チャンスを待て。

(2016年10月19日公開)

予想が的中しても儲けが僅か。短期売買を推奨する予想屋を信じても資産は増えない

上がる株は、どの銘柄か?予想屋に答えを求めても短期取引を推奨され、光速で資産を溶かす事になるだけでしょう。仮に予想が的中しても利益が少なく、売買手数料を支払うと手元に何も残りません。

そんな負け戦を続けるのでなくて、年1回のバーゲンセールを上手に活用した方が利益になります。まずは株価予想の問題点を見てみましょう。

評価者 実力:勝率 予想期間 結果 損益(投資額)
中原良太 勝率:56%
(200勝151敗)
2016/7/11 買:当たり +0.08万円
(24万円)
年1回の暴落時に売買した場合(後述) +10万円
(30万円)


たった800円の利益だった中原良太氏の買い予想

中原良太の株価予想


では中原良太氏の株価予想を見てみます。株価下落が続くが業績好調で最高益の見込みの為、株価が上がると想定して「買」推奨です。予想が当たり、24万円の投資(200株を購入)に対し、利益が800円です。

正直、たった800円の利益では、労力の割に儲けが少なくないですかね。しかも売買手数料の負担を考慮すると、ほとんど利益なんて残らないのではないでしょうか?

予想が当たるのか?外れるのか?その事ばかりを気にしている人が多いのですけど、売買に必要な手数料の存在を忘れてはいけませんよ。短期取引の利益は少額ですから、勝っても手数料分を加味すると損する事もありますからね。

しかも「割安で買いどき、リバウンドが期待できる」と言っていますけど、チャートを見ると予想後も株価は停滞しています。仮に少し長めに株を保有しても、ほとんど報われないでしょうね。

イオンモールの株価予想チャート


これまで多数の株価予想を精査してきましたが、本当に短期取引を推奨する予想屋が多いです。売買のミスが許されない短期取引、かなり難しいですからね。予想屋を味方につけて、儲けようなんて、自ら大切なお金を相場に貢ぐようなものです。

それでも短期的に大儲けしたいなら、トレードステーションのバックテスト機能で、投資手法が儲かるのか?調べる努力をなさってください。一般的な手法を使っても、儲からないと思いますけどね。

予想屋を信じているカモへの忠告


株式投資の本には最後の買い手が天井園で株を買って、バブルが崩壊すると書いてあると思います。まさに予想屋に投資判断を委ねている人が、この買い手に該当しますから。では、どうやったら儲かるのか?

答えは簡単で天井で買ったカモの投資家が、保有株を投げ売ることで形成される底値園で買うのです。年1回は投資チャンスがやってきますから、その際にリスクを背負って買い向かえば良いのです。具体的な購入タイミングについては、「うねり取り投資」「季節的なサイクルを利用した投資」を参考になさって下さいね。



支持線まで株価が下落する局面。損切価格を決めた上で、買いたい。

イオンモールは、国内ナンバーワンのショッピングモール開発・運営の専業企業です。イオングループの中核を担っており、国内事業、中国事業、アセアン事業の3部門が収益源となります。

国内モールの実質空床率は1%を切っており、常に店舗出店がある状況で、稼働率が素晴らしいです。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) イオンモール (8905)
上場市場 東証1部
業種 不動産業
株価 1,588円
単元株数と最低購入単価 100株:15万8,800円
時価総額 3,619億円
資本金 422億円
発行済株式数 2億2,793万株
浮動株数 1,048万株
利益剰余金 2,390億円
有利子負債 3,677億円
保有者比率 外国 26.5%
浮動株 4.6%
投信 2.7%
特定株 62.1%

イオンモールの業績推移を見ると、売上高が増加を続けています。しかり売上の伸びに対して、利益が停滞しており事業拡大が思うように展開できていない感がします。

イオンモールの業績


そこで本業の儲けを示す営業利益率を見てみましょうか。実は過去4年の推移を見ると、年々利益率が減少しています。20%を超える利益率は素晴らしいですが、収益体質の悪化が続いています。売上が伸びても、利益が停滞しているために起こる現象です。

イオンモールの営業利益率


具体的に売上・利益の内訳を調べてみると、積極的に展開する海外事業(中国やアセアン)で、赤字が続いています。

国内が好調で海外進出を進めている訳ですけど、赤字状態の中国・アセアン事業が利益を出して成長路線に乗らないと、利益の伸びが期待できないでしょう。営業利益率が改善するのか、海外事業がキーポイントですね。

イオンモールの利益構造


倒産する可能性のある企業なのか?判断する為にキャッシュフローの推移もチェックしてみましょう。本業が好調で毎年安定的に現金収入(営業CF)が入ってきています。

これは評価できるのですけど、収入を上回る投資活動(投資CFがマイナス)を継続しているので、現金不足に陥ります。

イオンモールのキャッシュフロー


その為に毎年、多額の借入を行っており、下記に示すように有利子負債(借金)が膨れ上がっています。まぁ店舗を貸す不動産業ですから、借金が増える事自体は仕方がないです。現金を稼ぎ続けて、利益が出ている限りは問題ないでしょう。

イオンモールの有利子負債


では投資判断の材料になる為、イオンモールの過去チャートを調べてみます。2009年まで遡り、値動きの特徴を把握してみましょう。事業としては、不動産の店舗を貸す賃貸業ですから、利益が安定します。

その影響もあり株価自体が、ボックス相場の傾向を示しやすいです。特に底値帯である1,200~1,300円 の価格で株価が下げ止まり、上昇を再開する事がとても多いです。

利益が安定的に推移する限りは、支持帯として機能する事が多い1,200~1,300円付近まで、株価が下落した際に買うスタンスが良いでしょう。利益を安定させる為に、できるだけ株価の値動きがイメージしやすい銘柄を活用しましょう。

イオンモールの過去のチャート


では具体的に直近チャートを見て、投資判断を考えてみます。2012年後半から2014年末頃まで、アベノミクス効果で日本市場に資金が流れ込み、イオンモールの株価が乱高下を繰り返しています。

このように株価が急激に上昇、下落する時期は、基本的に静観した方が無難です。特に高値園である赤色エリアで焦って飛び乗ると、痛い目に合ったりします。

更に株価のトレンドを調べてみると上昇トレンドが完全に崩れて、下落トレンドに転換しています。ただ長期で株価を眺めてみると、ボックス相場に戻った感がありますね。

以前から1,200~1,300円が支持となる価格帯として機能していたのですが、今回も株価が下げ止まり、反発しています。このままボックス相場が続くと想定して、買っても良いと思います。買い場の探し方は、最高のタイミングで株を買うための3つのステップを参考になさってください。

仮にボックス相場の支持帯付近で、2012年6月(1,500円)に200株を購入し、半年後の2013年12月(2,000円)に売却すると、30万円の投資に対して利益が10万円となり、利益率が33%になりました。

なお現在は株価が下落した事で、10万円台で取引が可能です。しかし投資経験の少ない人は、できるだけ少額の取引をおススメします。

投資額が大きいと、冷静な投資判断ができないからです。SMBC日興証券の1万円で株式投資ができるキンカブサービスを利用すると良いでしょう。

イオンモールの売買チャンス


最後にイオンモールと、日経平均株価指数を比較した下記チャートをご覧ください。注目すべきは、市場全体が上昇していた時期に、当銘柄の株価が下落したという点です。これが、まさに保有する株が上がらないと呼ばれる個別株投資のリスクの一つです。

相場好調期に儲け損なうリスクを回避する為にも、投資先候補の一つとして 日経平均株価指数に連動するETFを検討なさると良いでしょう。

イオンモールのチャートと日経平均株価指数を比較 紺色線:イオンモール ピンク色線:日経平均株価指数


もう1点。上記チャートが示すように株価上昇が続く銘柄を事前に探し出して、資金を投じる事は初心者にとって難しいものです。日経平均株価指数ですら、株価が下落に転じていますからね。

利益を得る為には投資経験を積み、技術を高める必要がありますが、時間がかかります。そんなに待ってられないという人は、初心者の最高の武器であり、上がる株にタダ乗りできるひふみ投信に資金を託しては如何でしょうか。



2016年10月時点で管理人がチェックした不動産業銘柄

イオンモールの売買をする場合にお勧めの証券会社

イオンモールを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
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