第一生命保険の株価予想を評価
- 売上・利益共に増加傾向であるが新規契約が減少気味でM&Aも貢献しているのか
- 株価自体は、市場平均並みの至って普通の上昇を見せている
- 市場が冷え込んでいる時には分かり易い値動きをしているが、下落トレンドの為に利益が小さくなる傾向か
- 短期売買に業績情報を利用して、株価予想するのを見ると不安になる
相場全体の暴落時に資金投入するのが一番、無難な方法
(2015年8月28日公開)
著名人による第一生命保険の株価予想の結果は?
生命保険業界の大手企業の一つである第一生命保険に、多くの達人が注目しているようです。さっそく株価予想内容について精査して参りましょう。
評価者 | 実力 | 予想期間 | 結果 |
---|---|---|---|
佐藤勝己 | 勝率:41%(18勝25敗) | 2015/6/4 | 買:当り |
中原良太 | 勝率:56%(113勝88敗) | 2015/5/19 | 売:当り |
「Yahoo!投資の達人」、「Yahoo!投資の達人・プレミアム」に関する下記の評価コンテンツも御参考にして下さい
参考コンテンツ:Yahoo!投資の達人の実力を検証!!
佐藤勝己氏の株価予想(2015/6/4) 推奨:買 結果:当り

それでは佐藤勝己氏の株価予想から確認してみましょう。株価予想期間は下記紺色時期の1日間です。
買推奨の理由が非常に漠然としていますが、ファンダメンタルズ的な事と、他のアナリストの評価が高い事から「買」推奨しているようです。
株価予想する達人自身が他人の意見を参考にするのは如何なものか?と感じますね。ついでに言うとデイトレードのように1日で売買が終了する訳ですが、損切りするポイントも明確にしたいものです。
参考:撤退する価格を決めない株式投資の損失は巨額
このような漠然とした理由でエントリーすると、どこで撤退すれば良いか、まったく判断できないですよね。参考になりませんね。

中原良太氏の株価予想(2015/5/19) 推奨:売 結果:当り

次に中原良太氏の株価予想を確認する事に致します。株価予想期間は、下記紺色時期の1日間となります。5日間で株価が8%近くも上昇し、過去の統計データから株価が下落する確率が66%と高い水準だった事から「売」推奨です。
勝率は割と高い水準に感じます。そもそも株価予想の勝率を見ると50%台が多いですからね。低い勝率で勝負すると痛い目に合う事が多いので、出来るだけ勝つ確率が高い所で勝負したいです。
参考:勝率が低い株式投資は、完全にギャンブル

多くの株価予想を見ていると短期の予想にも関わらず、ファンダメンタルズ的な業績などの情報を元に売買推奨するものがあります。実際には短期の値動きは、様々な要因で変動するために当てになりません。
参考:好業績を叩き出しても、短期的に暴落するのは日常茶飯事
そのうえ、非常に株価が高い地点でエントリー推奨する場合も多々ありますから、本当に注意する必要があると感じます。
参考:高値園でエントリーさせられて大損する事例
このようなリスクの大きさを認識するためにも、ご自身で投資判断が出来るようになるべきです。安易に株価予想情報などに頼るべきでは無いでしょうね。
まずはシンプルな投資判断で済む投資手法から取り入れてみては如何でしょうか?「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」のような戦略を参考にしてみて下さい。
管理人が感じた第一生命保険の株価見通し
生命保険業界の大手企業である第一生命保険ですが、グループ会社として第一生命、第一フロンティア生命、豪TAL、米プロテクティブと海外事業も積極的に拡大しております。
収益源としては、全社収益の7割を占める保険料収入と資産運用収益になります。資産運用から得られる収益も大きな収入源であり、市場環境が激変すると収益が悪化するので注意が必要かと思います。
項目 | 内容 | コメント |
---|---|---|
企業名(銘柄コード) | 第一生命保険 (8750) | |
上場市場 | 東証1部 | |
業種 | 保険業 | |
株価 | 2,124円 | |
単元株数と最低購入単価 | 100株:21万2,400円 | 安いです |
時価総額 | 2兆5,446億円 | |
資本金 | 3,431億円 | |
発行済株式数 | 11億9,802万株 | 大型株 |
浮動株数 | 1億9,407万株 | |
利益剰余金 | 3,529億円 | |
有利子負債 | - | |
保有者比率 | 外国 43.3% 浮動株 16.2% 投信 4.6% 特定株 27.4% |
業績や利益水準を見ると上昇傾向ですが、新規契約が減少しているのは気になりますね。積極的に海外事業を展開して成長するしか手がないのかもしれないですね。

過去3年程度のパフォーマンスを見ると、日本市場の平均並みの値動きです。日経平均株価指数に連動する傾向も非常に強いようですね。
売上利益ともに増加傾向ですが、他を圧倒する勢いがないと株価にも表れないという事でしょうか。銘柄選びは難しいものです。

紺色線:第一生命保険 ピンク色線:日経平均株価指数
なお過去の値動きをチェックしてみると10月頃には底値になり、春先の4月に天井の傾向を示しています。分かり易いサイクルですが、トレンド全体が下落しているので大きな利益が望めない点が残念です。

2015年12月時点で管理人がチェックした保険業 銘柄
第一生命保険の売買をする場合にお勧めの証券会社
第一生命保険を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
当サイトの一押し
知名度No1で取引手数料が安い、現金2000円貰えます!:SBI証券
1万円取引のキンカブ、信用取引が常に無料と魅力満載 :SMBC日興証券
手数料無料のフリーETFと株主優待のタダ取り裏技に強み:カブドットコム証券
番外
100万円以上の現物取引手数料が、他社を圧倒する安さ :フィデリティ証券
楽天グループを利用する方向け :楽天証券
多彩な自動売買注文をしたい方向け :マネックス証券

記事が売買の参考になりましたら、ぜひブックマークをお願いします!