三井住友フィナンシャルグループの株価予想を評価
- ここ3年程は、市場平均なみの株価パフォーマンスで少々物足りないと感じる
- 大企業で収益性が非常に高い割には、爆発的な上昇をしないので残念に感じる
- 参加のSMBC日興証券が、利益率30%を超える事には驚き
- 過去の値動きを見ると、年末に底値・春先に天井の傾向を示している
- 株価予想を信じた高値園でのエントリーは、非常にリスキーでお勧めできない
市場低迷時期には、分かり易い値動きをする可能性がある銘柄
(2015年7月31日公開)
著名人による三井住友フィナンシャルグループの株価予想の結果は?
3大金融機関の中で収益率が高く、知名度も高い三井住友フィナンシャルグループですが、投資の達人達の注目も集めているようです。多数の株価予想がありますので、見通し結果を確認して見ましょう。
「Yahoo!投資の達人」、「Yahoo!投資の達人・プレミアム」に関する下記の評価コンテンツも御参考にして下さい
参考コンテンツ:Yahoo!投資の達人の実力を検証!!
熊谷亮氏の株価予想(2015/7/6~10) 推奨:買 結果:外れ

熊谷亮氏の株価予想から確認してみましょう。株価予想期間は、下記紺色枠の5日間となります。ジリジリと上昇しながら三角保ち合いを上放れする動きが期待できるという事からの「買」推奨です。結果は残念ながら外れ。
上昇トレンド自体は崩れてはいないのですが、思惑と異なって実際には下がってしまったというチャートですね。直近の安値も下回っていますから、更に大きく下落する可能性もありました。やはりエントリー前に損切りラインを設定する事は重要だと感じます。
参考:撤退する価格を決めない株式投資の損失は巨額
今回は損失が大きく拡大しなくて良かったのですが、もしも暴落してしまったら腰を抜かすようなダメージを受けた事でしょう。株式相場というものは、一寸先は闇の世界である事を認識しましょう。

藤村哲也氏の株価予想(2015/6/1~30) 推奨:買 結果:外れ

次に藤村哲也氏の株価予想について確認して参ります。6月は5300円~6000円の値幅を想定しており(理由は不明)、空売りの踏み上げ要因で上昇する可能性もある事から「買」推奨です。
高値園ですからエントリーする事に対して注意喚起している点は評価できます。ロスカットや利益確定売が出来る上級者なら参戦しても良いとコメントがありますが、そのようなお方は残念ながら株価予想なぞ確認する事は無いでしょう。
そもそも上級者は、高値園でのエントリーは決してしないと思いますけどね・・・

多くの株価予想を見てみると、高値園でのエントリーを勧める事が比較的に多いと感じます。正直、株価が高い水準でのエントリーはリスクの割に、得られるリターンは少ないと感じます。
しっかりと株価が値下がりしてチャンスと思われるタイミングで資金を投入したいものです。投資判断に困るようであれば「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」などのような値動きの再現性を利用する戦略を御参考になさって下さい。
管理人が感じた三井住友フィナンシャルグループの株価見通し
3大金融グループの一角を占める三井住友フィナンシャルグループの傘下には、三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友ファイナンス&リース、三井住友カード、SMBCコンシューマーファイナンスなどがあります。
収益率が非常に高い点も特徴の一つです。事業セグメント別にみると、銀行業、リース業、証券業、コンシューマーファイナンス業に分類でき、銀行業が7割近くを占める状況です。
項目 | 内容 | コメント |
---|---|---|
企業名(銘柄コード) | 三井住友フィナンシャルグループ(8316) | |
上場市場 | 東証1部 | |
株価 | 5,365円 | |
単元株数と最低購入単価 | 100株:53万6,500円 | 高いです |
時価総額 | 7兆5,864億円 | |
資本金 | 2兆3,378億円 | |
発行済株式数 | 14億1,405万株 | 大型株 |
浮動株数 | 1億1,453万株 | |
利益剰余金 | 4兆984億円 | |
保有者比率 | 外国 48.6% 浮動株 8.1% 投信 4.3% 特定株 23.0% |
ここ5年程は収益、利益共に伸びているようです。2016年以降の業績が横這い予想である点は少々気になる所でしょうか。

非常に高収益体質で利益も伸びているのですが、株価のパフォーマンスを見ると市場平均並みであると言えます。利益率が非常に良い為に、株価が凄い上昇する訳では無いという事でしょうか。
このように市場平均同等の成績だと報われますが、上がらない株を保有する可能性も多いにある訳です。市場環境が良い時に限定されますが、確実に上がる株としてETFをご利用する戦略もお勧めです。

紺色線:三井住友フィナンシャルグループ ピンク色線:日経平均株価指数
なお過去の値動きを見てみると、10月に底値近辺になり4月頃に天井になる傾向がありますが、長期的には下落トレンドですから売買が少し難しいと感じます。
売買タイミングが非常に分かり易い銘柄 でも、上昇傾向があるものを利用すると手堅く利益にする事が出来ると思います。銘柄選びの御参考にしてください。

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三井住友フィナンシャルグループの売買をする場合にお勧めの証券会社
三井住友フィナンシャルグループを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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