スズキの株価予想を評価・解説
株価予想のようなカモ向け情報に頼っている限り、個人投資家が投資で利益を得ることはできないでしょう。毎日のようにチャンスが転がっている訳ではなく、頻繁に売買しても資金を溶かすだけです。
実は相場を眺めていると、年に1回程度は暴落が発生します。銘柄ごとの値動きの特徴も把握した上で、このようなチャンスの時にだけ資金を投じると、かなりの確率で儲けることが出来るでしょう。
- 例年10月頃に上昇する傾向が強いので、それまで静観しよう。
- 暴落に遭遇して大損するので、株価が激しく上昇している時に勝負するな!
- 年に1回程度しかチャンスは訪れないので、気長に待つことが大切だ。
- 予想屋が推奨する短期売買で資金を増やすことは、とても難しい。
欲を出さない、無理をしない、投資で成功するために凄く大切
(2016年4月12日公開)
投機的な短期売買よりも、遥かに大きな利益を得る方法がある
予想する事が仕事である世の中の予想屋の多くは、ギャンブルのような短期売買ばかりを推奨しています。
結果を見ると外れることが多々あり、資金が増えるような気がまったくしません。そもそも投資情報の多くはカモの人向けに発信されているので、一刻も早く、自分の頭で考えるようにするべきです。
実際に同じ銘柄でも相場の大暴落を狙った、たった1回の取引で遥かに大きな利益を叩きだすことが出来ますから。では株価予想の問題点や、個人投資家が取り組むべき投資手法について解説していきます。
評価者 | 実力:勝率 | 予想期間 | 結果 | 損益(投資額) |
---|---|---|---|---|
戸松信博 | 勝率:44% (79勝98敗) |
2015/9/7~11 | 売:外れ | ▲0.04万円 (37万円) |
年1回の暴落時に売買した場合(後述) | 20万円 (50万円) |
400円の損失を出した戸松信博氏の売り予想

まず戸松信博氏による株価予想を見てみます。50日移動平均線で下落反発しており、200日移動平均線も割り込んだ位置にある事から「売」推奨なさっています。予想が外れて、37万円の投資に対して損失が400円です。
予想期間は5日間の短期売買で、利益を出すのは難しいです。株価の方向性を見抜いた上で、絶妙のタイミングで売買する必要があるので失敗が許されません。短期取引は1割程度のセンスある人しか儲けていない事が、良く分かります。
株価予想を信じて、上位10%の人間になれると思うのであれば、今後も儲かる情報を探し続ければ良いと思いますが、大切な資金を溶かすことになるだけでしょうね。

初心者の人は投資経験者の助言があれば儲けれる思っているでしょうが、相場の先行きを予想する事は不可能です。もしも株価の先行きを完璧に当てる事ができると豪語する人がいるならば、その人は詐欺師でしょう。
投資情報を信じるかぎり、カモの投資家として大損し続けるだけです。
⇒ 株価予想を信じたカモの投資家が、年始から痛い目に合った事例を紹介

儲けるための投資タイミングに限ったお話しをすると、株価予想のような他人の情報に頼らずに、年に1回程度は発生する相場の大暴落時に勝負をした方が、遥かに儲かる可能性が高いです。大衆と同じ行動を取っても、利益を得る事は出来ません。
加えて「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」のような投資手法と組み合わせると絶大な効果を発揮するでしょう。具体的な投資タイミングについては、後述しますので参考になさると良いでしょう。
株価が再上昇する時期まで待ち続け、チャンスが訪れた勝負したい
スズキは、二輪車・四輪車・船外機・電動車いす・産業機器などを製造・販売する企業です。売上のほとんどは四輪車で、特に小型車や、軽自動車が強いです。海外の売上高が6割を超えており、欧州、北米、アジアと世界中で売れており、特にアジア地域に強いようです。
項目 | 内容 | コメント |
---|---|---|
企業名(銘柄コード) | スズキ (7269) | |
上場市場 | 東証1部 | |
業種 | 輸送用機器 | |
株価 | 3,018円 | |
単元株数と最低購入単価 | 100株:301,800円 | |
時価総額 | 1兆6,932億円 | |
資本金 | 1,380億円 | |
発行済株式数 | 5億6,104万株 | |
浮動株数 | 1,065万株 | |
利益剰余金 | 1兆1,684億円 | |
有利子負債 | 5,900億円 | |
保有者比率 | 外国 30.5% 浮動株 1.9% 投信 5.7% 特定株 45.6% |
これまでの業績をみると、売上高、利益ともに増収増益を続けています。円安が一服したので、今後も業績を伸ばすことができるのか?気になるところです。

ではスズキの過去の値動きをチェックして、株価の中長期的なパターンを把握してみましょう。2009年から2012年の値動きをみてみると、毎年のように9~10月頃を起点に反発上昇しています。まずは年末近くの10月頃に投資すると、儲かりやすいとイメージすれば良いでしょう。
このように、比較的に株価のパターンが予測しやすい銘柄を扱うのが堅実に儲けるコツの一つです。

では直近の値動きを見ながら、投資判断を考えてみたいと思います。まずは株価の流れを把握する事が先決です。株価のトレンドを把握する4つのステップを参考にトレンド線を引いてみると、2016年1月の下落によって上昇トレンドが崩れています。
崩れたチャートの銘柄に資金を投入するのは、ちょっとリスクがあると感じます。しばらく株価が落ち着くまでは様子見の姿勢でも良いかと思います。下落トレンドから上昇トレンドの転換を見極めるのは難しいですが、今年の9月頃に上昇に転じるとイメージして、チャンスを待つと良いでしょう。
さて最高のタイミングで株を買うための3つのステップでも解説していますが、上昇トレンド線を支持線と考え、反発上昇を期待し勝負する戦略もお勧めです。この戦略を採用し、2014年2月頃(2,500円)に資金を投入して、半年後の2014年8月頃(3,500円)で売却すると50万円の投資で20万円の利益です。
短期的なトレードを何度も繰り返すよりも、半年程度の値幅の中から利益を頂戴すると考えたほうが、最終的に資金が増えるでしょう。

スズキと日経平均株価指数を比べてみると似たような値動きをしていますが、スズキの価格の振れ幅が大きいです。大儲けする可能性もありますが、投資タイミングを間違うと大損する可能性もある訳です。
投資初心者であれば、ニュースで身近な日経平均株価指数と同じ値動きをする銘柄であるETFを使って、少額且つ、冷静に投資を始めても良いです。
どうしてもスズキで売買をしたいのであれば、最低取引金額が30万円と高額ですから、 1万円から取引が可能なSMBC日興証券の「キンカブ」
を上手に使って投資をすることをお勧めします。

紺色線:スズキ ピンク色線:日経平均株価指数
2016年4月時点で管理人がチェックした輸送用機器 銘柄
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スズキの売買をする場合にお勧めの証券会社
スズキを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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