マツダの株価予想を評価
- 市場全体の短期的な暴落の影響は、当然受けてしまう事に注意
- 業績のV字回復効果で株価が4倍以上に爆発!!
- 業績が損失決算でボロボロの状態からV字回復のストーリーを描けるかが肝(難易度が高い)
- 株価の値動き自体に特徴が無い為、チャート重視の売買は難しい
- 株価予想は、無駄にリスクを取っている場合も多数ある
基本は市場暴落時に資金を投じるスタンスで。
(2015年6月19日公開)
著名人によるマツダの株価予想の結果は?
業績の超回復で株価爆発のマツダですが、チャート重視の管理人からするとV字回復のストーリーを想像する事が出来ずに難しいと感じる銘柄です。
では世の中の達人達は、どのような株価予測をしているのか?見通しの結果を、確認して参りましょう。
評価者 | 実力 | 予想期間 | 結果 |
---|---|---|---|
西村剛 | 勝率:53%(47勝41敗) | 2015/5/25~29 | 買:当り |
熊谷亮 | 勝率:52%(111勝102敗) | 2015/6/1~5 | 売:外れ |
藤村哲也 | 勝率:65%(40勝21敗) | 2014/12/8~12 | 買:外れ |
2014/11/4~28 | 買:当り |
「Yahoo!投資の達人」、「Yahoo!投資の達人・プレミアム」に関する下記の評価コンテンツも御参考にして下さい
参考コンテンツ:Yahoo!投資の達人の実力を検証!!
西村剛氏の株価予想(2015/5/25~29) 推奨:買 結果:当り

まずは西村剛氏による株価予想から確認して参りましょう。見通した期間は、下記の紺色枠の時期です。 2月~4月にかけて底を打ち、5月から上昇を初めてきた為、好決算と3番底を根拠に「買」推奨の模様です。
結果的には株価予想は当りましたけど、かなり上昇をした後でエントリーするのは如何なものかなと思います。
参考コラム:高値園でエントリーさせられて大損する事例
これまで底値近くのタイミングがあった訳で、その辺りでエントリーするか、一旦価格の調整を待って資金を投入する方がリスクも下がる上に、利益額も増えるかと思いますね。

熊谷亮氏の株価予想(2015/6/1~5) 推奨:売り 結果:外れ

次に熊谷亮氏による株価予想です。株価見通しは下記の赤枠の時期です。日経平均株価が11連騰しており、上昇した銘柄の反落を期待しての「売」推奨ですが、残念ながら見通しは外れています。
基本的にトレンド方向に順張りをした方が、リスクが少なく利益にできる可能性が高いです。無理にトレンドに逆らって売る事は無いのかな?と思います。
予想屋は外れても痛くないのですが、実際に資金が減る事を考えるとリスクとリターンは考えたいものですね。

藤村哲也氏の株価予想(2014/11/4~28) 推奨:買 結果:当り

最後に藤村哲也氏による株価予想を確認してみます。最初の予想期間は下記の紺色枠の時期です。10月中に暴落した後のリバウンド期待の「買」推奨です。
管理人的にはエントリーが遅いかなと感じており、10月中旬の底値を確認してすぐ辺りでリスクを取って資金を投じたい所です。

藤村哲也氏の株価予想(2014/12/8~12) 推奨:買 結果:外れ

更に藤村哲也氏の株価予想を確認してみましょう。2回目の見通し予測は赤枠の時期です。円安効果での上昇継続が投資判断の理由になっており「買」推奨です。残念ながら暴落してしまい株価予想は外れです。
これも上昇し切っている時期に追う形で「買」向かうのはお勧めできないですね。リスクが大きすぎます。やはり王道は、大きく上がった後は欲望を我慢して価格の調整をしっかりと待ってからエントリーするべきです。

今回の株価予想を見ると、トレンドに逆らった売買を推奨している場面もありました。
株式投資は、数多くエントリーすれば良いというものでは無くて、「ここぞ」というチャンスに資金を投じるべきものです。
チャンスを自分で判断出来ないと、安定的に勝負に勝てるようにはなりません。他人の株価予想に頼るのではなくて、自分で投資判断が出来る簡単な投資手法から始めた方が良いと思います。
その観点から考えると、値動きの予想をゆっくり出来る「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」は有効な戦略だと思います。
管理人が感じたマツダの株価見通し
自動車業界の中では中堅のポジションになるマツダの主要な収益の柱は、ほぼ車両開発・販売の一本足打法企業です。輸出比率が高い為に、昨今の円安の恩恵を多大に受けている企業の一つです。
逆に言うと円高になると尋常では無いダメージを受けるとも言えます。
2015年度の決算を見ると、あまり利益が増えておらず株価の横這いが続いています。ですが14年度の決算では13年度に比べて、営業利益が約500億から約3倍強の1800億円・・・
この利益の内訳を見ると、1100億円が為替益ですから完全に外部環境の変化による恩恵です。
なおアベノミクス以降のパフォーマンスを見ると、約5倍・・・驚きの上昇ぶりです。

紺色線:マツダ ピンク色線:日経平均株価指数
実はアベノミクスで自動車業界はどこも基本的にウハウハです。ただ株価だけで見ると業界の王者であるトヨタよりも、マツダのパフォーマンスが良いのです。2012年の10月から2013年の7月までにトヨタは約2倍ですが、マツダは約4.5倍。

で決算の数字を見ると、優等生のトヨタに比べて、損失を出していた劣等性のマツダの業績が急回復して「期待していない企業がV字回復」した事が大幅上昇の理由でしょう。
このようなV字回復ストーリーが事前に推測できれば、大当たり銘柄に波乗りする事が可能ですが難易度激高です。上がる株を見つける事は難しいですかね。相場が良い時には、確実に上がる株を見つける方法が無い訳ではありません。
参考:市場が盛り上がっている時に確実に上がる株を見つける方法
どちらにしろ、初心者はチャートに特徴がある銘柄から売買を開始した方が、無難に利益を獲得する事が出来ると思います。相場に慣れてきてから、色々な事に挑戦しても遅くないと思いますね。
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マツダの売買をする場合にお勧めの証券会社
マツダを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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