検査不正と経営のゴタゴタで、日産自動車の株は値下がり
日産自動車は、仏ルノー、三菱自動車との3社連合で世界販売2位を達成。しかし、度重なる検査不正問題やゴーン会長の逮捕劇の経営問題が収束しそうにありません。
大変革が水面下で行われている自動車業界の中で、これら内部的な問題で日産自動車が後手に回らないか極めて不安です。

日産自動車のポイント
- 2017年度に、3社連合で世界販売2位を達成。
- だがしかし、2018年度は一転しての減益。業績が思わしくない。
- 4度目の不正検査問題、会長逮捕によるルノーとの提携不透明な状況。
(2018年12月24日更新)
動画で解説、日産自動車(7201)の株価予想@2019年01月13日
ルノー、三菱自動車との3社連合で、業界2位に躍進
バブル崩壊後の日産自動車は、2兆円の有利子債務を抱えて倒産寸前でした。1999年に資本提携でフランスのルノー傘下になり、経営を立て直して現在に至ります。
2016年、三菱自動車を傘下に収めた仏ルノーと日産自動車の3社連合は、2017年度の世界販売実績で2位へと大躍進しています。
日本メーカーとしては、中国販売首位となり日産の経営は極めて好調でした。ルノー、三菱自動車との3社連合は、成功だったと思わせる状況でした。
日産・ルノー2位、トヨタ3位 17年世界販売:日本経済新聞 https://t.co/Sg630NlX2i
— 株価予想は本当に当たるのか? (@investmentsstoc) 2018年12月23日
世界販売2位にまで上り詰めたが、最近の日産自動車の業績が低迷中
2018年11月8日に日産自動車の決算発表が行われましたが、業績が思わしくないです。2018年度上期は、前期に対して減収減益となりました。
なんと、営業利益が▲25%です。収益性を示す営業利益率は、5%から3.8%にまで下がっている状況も良くないです。
通期業績は、前期に比べて増収減益の見込みです。ただ、ほとんど売上が増えていませんし、 当期利益が▲33%と大幅に減少していますので、株価の下落として十分な理由になります。
検査不正問題や経営問題のゴタゴタが収束しない日産自動車
低迷気味の業績に加えて、より大きな問題を日産自動車が抱えています。その一つは、4度目の発覚となった検査不正です。
2017年9月に完成車の無資格検査問題が発覚、2018年7月には燃費・排ガスデータの改ざん、4度目の今回は出荷前の完成車検査でブレーキなど複数の項目となっています。
2度あることは3度あるといいます。本当にその通りの状況であり、大変に残念な気持ちになります。
日産 新たな不正発覚 検査不正4度目 - FNNプライムオンライン https://t.co/XlSPSeBcNm #FNN
— 株価予想は本当に当たるのか? (@investmentsstoc) 2018年12月23日
もう一つ、日産自動車の経営問題が収束しません。日産自動車前会長のカルロス・ゴーンが、3回目の逮捕となりました。ゴーン会長の報酬を有価証券報告書に過少に記載した罪だけでなく、日産自動車に財産上の損害を与えたとされる罪で逮捕されています。
日産ゴーン被告 再逮捕で私物化の解明なるか : 読売新聞
— 株価予想は本当に当たるのか? (@investmentsstoc) 2018年12月23日
https://t.co/8zu1i2aGmo
今後のルノーとの提携が不透明ですし、大変革を迎える自動車業界で迅速な経営判断が必要な時期に、ゴタゴタが収束しないので今後の業績に与えるインパクトが不安です。
長期の上昇トレンドが崩れているので、様子見の投資判断
経営のゴタゴタ、検査不正など解決の難しい問題がてんこ盛りの日産自動車なのですが、株価の値動きも良くない状況にあります。月足10年チャートをご覧ください。
2010年以降では、赤矢印で書いた支持線が抜群に機能していました。株式市場の一時期的な暴落で、支持線まで株価が下落した際に買い向かえば儲かったはずです。
ところが、今回の一連の騒動で日産自動車の株価は支持線を下抜けしてしまいました。長きに渡る長期上昇トレンドが崩れた瞬間です。
●月足10年チャート
管理人は、このようなチャートの形になった銘柄に無理をして投資はしません。世の中には数千を超える銘柄がありますので、その中から選定すれば良いだけです。
さて、今後の株価はどのあたりで止まるのか。恐らく、2013年までの底値800円付近、そこで止まらなければ2010年頃の底値600円付近が指標となるでしょう。
いずれにしても、このあたりまで株価が下がった後に、ふたたび上昇するのは難しいような気もします。相場環境も悪いですし、しばらくは日産自動車の動向を見守る形になるのかなと思っています。
日産自動車の概要
・企業名(銘柄コード):日産自動車(7201)
・上場市場:東証1部
・業種:輸送用機器
・最低購入単価(単元株数):9万100円(100株)
・時価総額:4兆1,295億円
・利益剰余金:4兆9,996億円
・有利子負債:8兆,590億円
2018年12月時点で管理人がチェックした輸送用機器銘柄
ヤマハ発動機の評価・感想
トヨタ紡織の評価・感想
アイシン精機の評価・感想
スズキの評価・感想
トヨタ自動車の評価・感想
デンソーの評価・感想
そのほかの銘柄をチェックしたい人は、
銘柄名あるいは銘柄コードを入力して検索できます
日産自動車の売買をする場合にお勧めの証券会社
日産自動車を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
当サイトの一押し
知名度No1で取引手数料が安い、現金2000円貰えます!:SBI証券
1万円取引のキンカブ、信用取引が常に無料と魅力満載 :SMBC日興証券
手数料無料のフリーETFと株主優待のタダ取り裏技に強み:カブドットコム証券
番外
100万円以上の現物取引手数料が、他社を圧倒する安さ :フィデリティ証券
楽天グループを利用する方向け :楽天証券
多彩な自動売買注文をしたい方向け :マネックス証券

記事が売買の参考になりましたら、ぜひブックマークをお願いします!