大底から株が上がりつづけ、割高になった安川電機は様子見方針
サーボモーターやロボットなどの高付加価値製品を取り扱う安川電機は、海外売上高比率が高く、米中貿易戦争の影響で業績が悪化しています。
現在は、2018年末の大底からの反発上昇により株価が割高だと思える水準に達していますので、無理をせず静観する投資方針としています。

安川電機のポイント
- 高付加価値で高収益のサーボモータに強み、海外売上比率が高い。
- 2019年通期見通しは、前期比で減収減益。1株利益は、前年比で減少。
- 2018年末の大底から株価の上昇が継続、高値園に達している。
(2019年4月30日更新)
割高な水準の安川電機、調整で株価が下落すれば投資をしたい
2019年1月の大底から、安川電機の株価が上昇を続けています。安川電機の今期業績は減収減益予想となっていますが、長期では需要が回復して伸びる会社だと思っているので投資候補としています。
ただし、直近の株価は割高な水準にあると思っており様子見の投資方針を継続中です。支持線(赤点線)付近まで株価が下落すれば、購入を検討したいと思っています。
高値を追いかける手法はリスクが高いので、調整を待って、もしも株価が下がってくれれば買うくらいの軽い気持ちで監視することにしています。このまま株価が上昇すれば、縁がなかったということで、そのまま静観し続けるだけです。
減益となった安川電機の今後の株価を動画で解説
安川電機の産業用ロボット、ACサーボモータは世界トップシェア
安川電機は、装置メーカーや工場向けにACサーボモータ、インバータ、産業用ロボットを開発・販売する大手メカトロニクス企業です。主力のモーションコントロール事業(ACサーボモータ、インバータ)、ロボット事業で売上の8割を稼ぎ出します。
海外売上高比率が7割近くあるので、世界的な景気の影響を受けやすい企業と言えます。昨年の中国と米国による貿易戦争の影響は、特に大きかったようです。
高付加価値製品を販売する安川電機の収益性は高い
安川電機は、高付加価値製品を販売するため製造業の中では収益性が高いです。超高収益企業とまでは言えませんが、直近5年の営業利益率は7~12%で推移しています。
特に付加価値の高いモーションコントロール事業の利益率が高いです。2017年は20%近くの利益率だったので、モーションコントロール事業の業績が安川電機の経営に与える影響は大きいです。
安川電機の2019年度の通期業績は、減収減益の見通し
2019年4月11日に発表された安川電機の2019年度の通期業績は、減収減益の見通しとなりました。米国と中国の貿易戦争の影響で、世界的に需要が減少しているためです。減収減益は、僕も想定していたので、特に驚くような状況ではないですね。
注目すべきは、安川電機の業績がいつ改善に向かうのかという点です。株価は、業績の半年先を織り込んでいると言われているので、昨今の値動きは今後の業績を織り込みつつあるのかもしれないですね。
今後の業績回復に期待、ただし現在の割高な株価では買えない
今期の安川電機の業績には期待ができません。とはいえ2020年以降の半導体市場の回復を起点に、安川電機の受注が回復すると思っています。ただ、今の安川電機の株価は割高すぎて、手が出せません。
割高なのか割安なのかを簡単に判断するために株価のトレンド線を参考にしています。週足チャートにトレンド線(赤点線)を描くと、明らかに株価が高いです。
よって管理人なら、今は株を買わずに静観して投資チャンスを待ちます。いつまで待つのか。それは今後の調整によって、株価が上昇トレンド線付近まで下落した時です。
これまでの傾向から安川電機は、年末が底値になり年明けにかけて上昇する傾向が強いです。「うねり取り投資法」を応用して、買い場を絞り込めやすいですね。最高のタイミングで株を買える可能性が高まります。
安川電機の概要
・企業名(銘柄コード):安川電機(6506)
・上場市場:東証1部
・業種:電気機器
・最低購入単価(単元株数):40万9,500円(100株)
・時価総額:9,067億円
・利益剰余金:1,900億円
・有利子負債:485億円
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安川電機の売買をする場合にお勧めの証券会社
安川電機を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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