ミネベアの株価予想を評価・解説
業績に関わらず、短期的に株価は動くもの。だが好調な売上を理由にした株価予想に従
い大損した人が多数発生。予想屋の勝率を見ても、ギャンブルとしか思えない。金融関係者のお気楽な投資情報に頼っている限り、カモの投資家として資金を失うだけ。
- 株価予想のような金融関係者の情報を、信じてはならない。
- 驚異的に株価が上がり続ける時期は、暴落リスクが高い。
- 大きく値下がりしている現在は、チャンスだが上級者向け銘柄。
- 値動きが大きいので初心者の人は、手を出さない方が無難。
直感的に値動きが想像できる銘柄の方がお勧め
(2015年10月6日公開)
ミネベアの株価予想に従うと、お金を失う事態に。
金融関係者が提供する投資情報には価値がある、と思っている人が多いですね。しかし実際の的中率は、博打と変わらないようなものです。
リスクを背負わない予想屋の株価予想が、いかに「危険なもの」なのか?具体的に見てみる事にしましょう。
評価者 | 実力 | 予想期間 | 結果 |
---|---|---|---|
戸松信博 | 勝率:47%(135勝149敗) | 2015/7/1~31 | 買:外れ |
中原良太 | 勝率:54%(111勝93敗) | 2015/4/14 | 買:外れ |
戸松信博氏の株価予想(2015/7/1~31) 推奨:買 結果:外れ

戸松信博氏による、下記1カ月間の株価予想の中身から調べてみましょう。「買」推奨の理由は、今後も好業績が期待できるからです。
そもそも業績が良いから短期売買の推奨をする姿勢に、強い疑問を感じます。なぜなら、投資の世界は好業績でも、短期的に暴落するのが日常茶飯事だからです。
その上、撤退する価格も決めないで取引を行った事で、巨額な損失が発生しています。思惑と逆方向に、株価は大きく動くものです。 それにしても、株価予想に従う事は、本当に恐ろしいと感じる事例ですね。

中原良太氏の株価予想(2015/4/14) 推奨:買 結果:外れ

中原良太氏による下記、1日間の株価予想についても精査します。「買」推奨の理由は、
過去15年間のデータから、株価の上がる確率が54%だったからです。
正直なところ2回に1回は外れる勝率が、高いと思えないです。 勝率が低い株式投資は、ギャンブルと変わりません。つまり株価予想を信じて売買するという事は、非常にリスキーな行為なのです。

これまで多くの株価予想記事を精査してきましたが、ほとんどが無茶な売買をさせるようなものばかりです。予想屋自身は実際にリスクを背負う訳では無いので、お気楽な情報を提供する傾向にあると感じています。
このような株価予想に頼っていると、高値園でエントリーさせられて大損したり、世界同時株安のような有事の際に、破滅的な損失を出す事になるでしょう。

世の中の金融関係者が提供する投資情報に、振り回されないようになる事が重要ですね。そのためにも、自分自身で投資判断が出来るようになるべきです。
難しい事を考える必要はなくて、直観的で簡単に判断が出来るような手法と銘柄を利用すれば良いです。「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」などの投資戦略を参考にしてみると良いでしょう。
ミネベアを利用した管理人の投資戦略
非常に小さいベアリング(機械の部品です)で世界的に有名なミネベアは、機械加工品事業と電子機器事業の2部門が収益源です。多くの製品が、世界的に高シェアである点が特長です。
製造業としては利益率も非常に高く、儲かる経営体質になっています。また海外の売上高の比率も高水準で、今後の成長性に期待できます。
項目 | 内容 | コメント |
---|---|---|
企業名(銘柄コード) | ミネベア (6479) | |
上場市場 | 東証1部 | |
業種 | 電気機器 | |
株価 | 1,341円 | |
単元株数と最低購入単価 | 1,000株:134万1,000円 | 高いです |
時価総額 | 5,352億円 | |
資本金 | 682億円 | |
発行済株式数 | 3億9,916万株 | |
浮動株数 | 3,193万株 | |
利益剰余金 | 1,027億円 | |
有利子負債 | 1,364億円 | |
保有者比率 | 外国 33.5% 浮動株 8.0% 投信 8.8% 特定株 39.1% |
業績も好調で売上・利益ともに3年間で3倍に激増しています。ただし、現状の成長力を維持できるのかが、不安材料でしょうか。

過去の値動きを見ると市場平均を遥かに凌駕するパフォーマンスを叩き出していますが、暴落時の値下がり具合も衝撃的なレベルです。異常なスピードで値上がりを続けた銘柄は、一旦暴落すると破滅的な勢いで下落します。
現時点では長期的な上昇トレンドが完全に崩れていますから、無理をして資金を投じる必要は無いと思います。
市場が絶好調な時に、数少ない大当たり銘柄に遭遇出来れば良いのですが、上がらないクソ株を掴む可能性の方が高いです。多くの銘柄が上昇する時には、
市場平均並に確実に上がる株であるETFを利用する戦略もお勧めです。

紺色線:ミネベア ピンク色線:日経平均株価指数
誰もが株式投資をしたいと思っている時期は、多くの銘柄が上がります。しかし市民が投資に対して無関心な時期には、投資戦略が重要になります。ミネベアのような銘柄(下記チャートを参考)は、投資するタイミングが良く分からないです。
それよりも、毎年繰り返すように株価が上がる銘柄を利用する方が無難です。
株価の天井園や底値園の価格帯や時期が分かり易い銘柄を利用する事をお勧めします。

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ミネベアの売買をする場合にお勧めの証券会社
ミネベアを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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