NTNの株価予想は当たるのか？

カモ向け投資情報の代表的なものは、予想屋の提供する株価予想だ。だが多くの人が、そんな事実を知らずに今日も投資情報を信じて損失を出している。

実は年1回あるチャンス時に、個人投資家だけが出来る投資手法を駆使すれば大儲けできる。その時にリスクを取れば、株価予想を圧倒的に凌駕する利益が獲得可能だ。

• ギャンブルのような株価予想から、距離をおこう。
• カモの人が最後の買い手になる高値園では、必ず静観しよう。
• 相場全体の暴落で資金投入し、春先に相場が上昇する波にのって儲けよう。
• 何が起きるか分からないのが相場の世界。損切りする覚悟は、必ず必要。

心理的不安が少ないと感じる資金量で投資するのが儲けるコツ

（2015年11月12日公開）

投資経験が豊富そうな金融関係者の提供する株価予想を信じた方が、安全に儲ける事が出来ると思っている人が非常に多いです。

現実は、ギャンブルのような取引を繰り返して大切な資金を溶かすだけです。具体的に、株価予想の問題点を見てみましょう。

では竹田嘉文氏による1日間の株価予想を見てみましょう。業績向上の情報がある事から「買」推奨です。予想は外れ50万円の投資に対して、約2万円の損失です。

今後の業績に期待ができそうで株価が上がり続けるという淡い期待で、超短期売買に取り組む姿勢は、考えただけでも恐怖です。 業績が良くても短期間に暴落するのが日常茶飯事な相場の世界で、竹やり片手に挑むようなもの。

さらに短期的な値動きの予想は非常に難しく、本当に勝算があった取引なのか疑問です。 勝率が低い株式投資は、ギャンブルをしているようなものです。

そもそもデイトレードのような短期取引を推薦する時点で、株価予想に価値は無いです。投機を積極的に勧めている訳ですから。

これまで数百を超える株価予想を精査してきたのですが、カモの人が投資するようなタイミングで売買推奨をしている事例が多数ありますしね。問題が非常に多いです。

株価予想に従って、世界的な有事で大損した人

投資情報が世の中に溢れてますが、大儲けできる投資チャンスというのは年に1回程度です。個人投資家なのですから、そのような時にだけリスクを取れば良いのです。

投資判断が簡単だと思える銘柄と、投資戦略を上手に組み合わせれば良いでしょう。「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」のような手法を参考にすると良いです。

機械に組み込まれるベアリングに強みがあるNTNは、自動車事業、産業機器事業、アフターマーケット事業の3本柱が収益源です。売上の多くを自動車事業から稼ぎだしており、世界の自動車販売の動向が業績に影響を与えそうです。売上の7割近くは海外ですから、グローバル化を積極的に進めていますね。

業績をみると2013・2014年には、大きな赤字を出して構造改革を断行しています。早期退職などのコストカットにより、現在は黒字化達成しています。今後の業績に注目ですね。

では具体的にNTNのチャート見て投資判断を考えます。長期的な目線でみると上昇トレンドを維持しておりトレンド線で反発を繰り返しながら株価が上がり続けてます。

まず赤色エリアのようなカモの投資家が最後に買い手になるタイミングでは、決して資金を投入してはいけません。多くの株価予想は、このような 高値園でエントリーさせて、大損させることが非常に多いです。

投資スタンスとしては、相場全体の大暴落で上昇トレンド線付近まで株価が下落して、年末から春先にかけて相場全体が上昇する波に便乗する形で利益にするのが良いでしょう。現時点だと、ちょうど投資チャンスだと考える事が出来ます。

ただし株価の先行きを確実に当てる事は不可能ですから、思惑通りに上昇しない場合は損切りするべきです。撤退する価格を決めない株式投資の損失は、巨額になりがちですから投資前に損切りする価格を、決めておいた方が良いでしょう。

上述の投資スタンスで、2014年10月頃（450円）に資金を投入して、半年毎の2015年4月頃（650円）に売却すると、45万円の投資に対して利益が20万円です。年1回の取引でも、株価予想を遥かに超える利益を得る事が出来ますね。

なおＮＴＮの個別チャートだけでなく日経平均株価指数を利用して、相場全体の流れと比較する事も重要です。市場全体の値動きに、個別銘柄も追従する傾向が強いからです。

具体的に比較してみると、市場平均を大きく上回るパフォーマンスには驚きですね。事前に、大きく上昇する株を保有できると大成功したと言えるでしょう。

ただし個別株投資をしていると多くの銘柄が上がっている時に、「上がらないクソ株」に資金を投入してしまう事が多々あります。このようなリスクを排除したいのであれば、 日経平均株価指数並に、確実に上がるＥＴＦを利用すれば良いでしょう。

紺色線：NTN　ピンク色線：日経平均株価指数

最後に市場全体が停滞していて、株式投資で利益を出すのが難しい時期の値動きもチェックしてみましょう。下記NTNの値動きをみると、投資するタイミングの判断が難しいですね。

このような難しい銘柄でなくて、 天井園や底値園の株価やタイミングが分かりやすい銘柄を利用した方が手堅く利益に出来るでしょう。参考にしてください。

そのほかの銘柄をチェックしたい人は、
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NTNを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

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