フィスコの株価予想

直近数年の底値を割り、下落トレンドになったフィスコは様子見

事業の多角化と共に売上・利益が伸びており、株価の上昇が続いているフィスコ。ただし株価の変動が激しく、大きく上昇した時に飛び乗ると、退場するレベルの損失を出す事になるだろう

当然だが株価予想を頼りに売買しているとしたら、資金を失うのは時間の問題。利益が出せる投資チャンスは、年に数回程度。予想屋に安易に頼らず、自分自身の技術を高めて、洗練された投資家の仲間入りを目指そう。

フィスコ

フィスコで儲けるポイント
  • 金融情報事業から旅行、医療とM&Aを駆使して事業の多角化を積極的に推進。
  • 主力の情報サービス事業は高収益だが、赤字事業が利益を食いつぶす。
  • 資金繰りが厳しそうだが、業績改善の期待感で、株価の上昇が続く。
  • リスクを取れるなら支持となるトレンド線まで、株価が下落した際に購入。

値動きが激しく上昇した後に飛び乗ると、甚大な損失を出す可能性が高い。取り扱いには、注意が必要だ。

(2017年1月5日公開)

予想屋を信じたカモ投資家が株価最高潮の時に、購入してしまった事例

基本的に管理人は、世の中の予想屋を疑問の目で見ています。今回ご紹介する事例のように、株価が高くて購入すべきでない時に買い推奨する事が多いからです。

難しく考えずに、年に数回訪れる投資チャンスを上手に利用するだけでも、多額の利益を得る事は可能ですよ。まずは株価予想の問題点について、見てみましょう。

評価者 実力:勝率 予想期間 結果 損益(投資額)
黒岩泰 勝率:40%
(26勝39敗)
2016/
3/22~25
買:外れ ▲0.3万円
(27万円)
年1回の暴落時に売買した場合(後述) +27万円
(27万円)


黒岩泰氏の買い予想が外れて、損失が3,000円

黒岩泰の株価予想


では黒岩泰氏の株価予想を調べてみます。上方の窓を一気に突き抜け、株価上昇が続く可能性が高い事から「買」推奨なさっています。予想が外れ27万円の投資(500株)に対して、損失が3,000円でした。

予想前後のチャートを拝見したのですが、まさに天井最高潮で株を購入しており、大損する典型的な売買事例ですね。しかも損切できずに保有を続けていた場合、失神する損失を出したはずです。

恐らく株価が下がり続ける状況を茫然と眺めた後に、一向に上昇しない状況に痺れを切らして、300円付近で投げ売りする事になるでしょう。その場合の損失は、12万円です。利率にして▲44%ですからね。

フィスコの株価予想チャート


そもそも短期取引を推奨する予想屋は、疑った方が良いですよ。短期売買で生き残れる人なんて、ほとんど居ませんから。株価予想を頼りにする時点で、負け組確定です。

それでも短期的に大儲けしたい夢を諦めきれない人は、トレードステーションのバックテスト機能で、投資手法が儲かるのか?調べる努力をしてみましょう。資金を本当に溶かす前に、無謀な挑戦だという事が分かるはずですからね、

フィスコに関する予想屋の発言を信じる人へ


予想屋に頼らずに株式投資で利益を得たいなら、「うねり取り投資」や、「季節的なサイクルを利用した投資」を活用して、中長期的な目線で勝負した方が良いと思います。

ほとんど銘柄の監視も不要ですし、利益率も凄く高いですからね。時間を味方につける戦略が最強だと思いますよ。ぜひ参考になさって下さいね。



リスクが取れるなら上昇トレンド線まで株価が下落した際に、株を購入したい

主にIRなどの金融関連情報をインターネットで提供するフィスコ。ここ数年の企業買収によって、インターネット旅行業や、ウェブ運営による広告収入などの収益が拡大しています。介護・ロボット事業も育成しており、事業の多角化を推進中です。

フィスコの事業


フィスコは6つのセグメントに分類され、主力の情報サービス事業、インターネット旅行事業、広告代理事業の3部門が利益を残せており、赤字のコンサルティング事業とデバイス事業が足を引っ張る形です。

稼ぎ頭の情報サービス事業の利益率が24%と魅力的ですが、インターネット旅行事業の利益率が0.4%、広告代理業事業の利益率が4.7%と、主力以外は見劣りします。

フィスコの事業別の業績


なお有利子負債は、67億円です。売上が100億円ちょっと、前期の利益が3億程度ですから、借金の額は大きいかなと感じなくもないです。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) フィスコ (3807)
上場市場 東証JASDAQ
業種 情報・通信
株価 269円
単元株数と最低購入単価 100株:2万6,900円
時価総額 100億円
資本金 12億円
発行済株式数 3,753万株
浮動株数 574万株
利益剰余金 2億円
有利子負債 67億円
保有者比率 外国 43.4%
浮動株 15.3%
投信 10.1%
特定株 61.4%

ではフィスコの業績推移を見てみましょう。 これまで売上・利益ともに増加傾向でしたが、2015年12月期の決算では赤字に転落しています。

実は赤字事業の損失が大きすぎて本業が赤字に陥り、更に為替損失を計上した事で、傷口を広げています。本業が黒字化するのか?一過性の経営悪化なのか?今後の業績に注目したいです。

フィスコの業績


倒産する可能性のある企業なのか?判断する為にもキャッシュフローの推移も調べてみましょう。まず営業CFがマイナスで資金が流出する状況は、非常に問題です。

本業から得られる現金収入に、安定感が無いですね。そんな状況下でも投資資金が必要であり、資金調達のために財務CFがプラスになる年が多いです。資金繰り、苦しいのではないでしょうか?

フィスコのキャッシュフロー


なお来期の業績を詳しく調べてみたら営業利益が▲553百万円から411百万円に増加していますけど、1株当たりの当期純利益が20.55円⇒▲3.9円⇒▲4.82円と悪化が続いています。正直、株を買いたいと思えないですね。

フィスコの最新業績


ただし長期チャートの株価のトレンドを調べてみると、上昇トレンドが継続しています。もしかすると本業の業績が赤字から黒字に転換した事と、利益が伸びている事が評価されて、株価上昇が続いている可能性があります。

毎年、上昇トレンドが支持として機能していますし、購入タイミングとしては非常に分かりやすいですね。(最高のタイミングで株を買うための3つのステップを参考に、買い場を探してみてください。)

かなりリスクを取る事になりますが、上昇トレンド線まで株価が下落した際に、購入しても良いかもしれません。

仮に上記指針に沿って2013年10月(150円)に1,800株を購入し、半年後の2014年4月(300円)に売却すると、27万円の投資に対して、利益が27万円となり、利益率が100%になりました。

ただし、いつ上昇トレンドが崩れるのか?分かりませんから、かならず撤退する価格、損切価格は事前に決めた上で、挑戦しましょう。

フィスコの売買チャンス


なお値動きが激しいので、経験が浅い人は手を出すべきで無いです。難しい銘柄に手を出すよりも、上がる株にタダ乗りできるひふみ投信に資金を託した上で、少しずつ自分自身の投資技術を高めていけば良いと思いますよ。  



2017年1月時点で管理人がチェックした情報・通信銘柄

フィスコの売買をする場合にお勧めの証券会社

フィスコを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
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