長期トレンドが崩れるか瀬戸際のオープンハウス、管理人は様子見だ
- 不動産市場が好調な為に、業績も右肩が上がりで成長中
- 営業利益率も12%近くあり、現状は儲かる企業体質になっている
- マンション・戸建販売が主力である為に、市場環境が激変した場合が怖いと感じる
- 株価予想を信じる行為は、ギャンブルと変わらない事を自覚するべき
直感的に投資判断が出来そうと思える戦略と銘柄を利用しよう
(2015年9月26日公開)
著名人によるオープンハウスの株価予想の結果は?
戸建やマンションを販売する事業を主力とするオープンハウスの業績が堅調であり、投資の達人達も注目し始めました。投資のプロが、どのような目線で売買推奨なさるのか?株価予想の内容を精査しましょう。
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参考コンテンツ:Yahoo!投資の達人の実力を検証!!
戸松信博氏の株価予想(2015/8/3~7) 推奨:買 結果:外れ

それでは戸松信博氏の株価予想内容から確認してみる事にします。株価予想期間は、下記の5日間となります。3期連続の最高益更新の上、通期業績予想も上方修正した事から「買」推奨なさっています。
そもそも好業績を叩き出しても、短期的に暴落するのが日常茶飯事である短期売買の推奨理由としては恐怖を感じます。実際にチャートを見ると、株価予想後の値動きは荒い動きをしながら下がり続けていますからね。
本当に勝算があった株価予想なのか非常に疑問になるところです。 勝率が低い株式投資は、完全にギャンブル行為と変わらない訳ですから、安易に金融関係者の提供する情報に頼るべきでは無いですね。

西村剛氏の株価予想(2015/5/25~29) 推奨:買 結果:外れ

次に西村剛氏の株価予想内容を確認してみましょう。株価予想期間は、下記の5日間となります。移動平均線が上昇傾向を示しておりテクニカル分析的に、上昇が有利な事から「買」推奨なさっています。
ただ売買推奨されているタイミングを良く見ると、大きく上昇した天井付近になっている点が気になります。高値園でエントリーさせられて大損する事例が多発している為に、リスクが非常に高いと思う取引ですね。
このように株価が大きく上昇した天井付近からは、暴落する傾向が強い為に大損する可能性が非常に高いです。特に撤退する価格を決めない株式投資の損失は巨額になりがちですから、安易に株価予想情報には従うべきでは無いでしょう。

知識と経験がありそうな投資のプロが発信する情報源は頼りになると思いがちですが、そもそも株価の先行きなんて誰も予想する事は出来ません。
博打のような株価予想を信じて売買を繰り返していると、世界同時株安のような有事の際に、大損する羽目になるかと思います。
それよりも長期的に株式投資で利益を獲得するためには、他人の情報に振り回されずに、ご自身で投資判断が出来るようになるべきです。
難しい方法を用いるのではなく、直観的に出来ると思える投資戦略を利用なさると良いでしょう。
シンプルな投資判断で良い「うねり取り投資」、「季節的なサイクルを利用した投資」などを参考になさってください。
管理人が感じたオープンハウスの株価見通し
不動産関連の事業を広く展開しているオープンハウスは、不動産仲介事業、不動産販売事業、不動産金融事業の3本柱が収益源となります。
ただし不動産販売事業が全社の売上高の95%近くを占めており、ビジネスモデル的にリスクが高いなぁと感じます。販売業者は先行投資のリスクが大きいですからね。
マンションよりも戸建を中心に販売しておりますが、営業利益率が12%近くもあり現状では儲かっているようです。
項目 | 内容 | コメント |
---|---|---|
企業名(銘柄コード) | オープンハウス (3288) | |
上場市場 | 東証1部 | |
業種 | 不動産業 | |
株価 | 1,849円 | |
単元株数と最低購入単価 | 100株:18万4,900円 | |
時価総額 | 1,061億円 | |
資本金 | 39億円 | |
発行済株式数 | 5740万株 | |
浮動株数 | 166万株 | |
利益剰余金 | 336億円 | |
有利子負債 | 823億円 | |
保有者比率 | 外国 20.8% 浮動株 2.9% 投信 ‥% 特定株 74.1% |
直近3年程の業績を見ると右肩上がりで成長しているようですが、今後も同様の成長を安定的に実現できるのでしょうか?国内の市場環境が悪化した場合の、業績の急落が少々怖いですね。

さて上場後、2年程の株価のパフォーマンスを見ると日本市場全体の成績よりも良いようです。ただ不動産事業自体が、株式市場の動向に大きく影響を受ける為に株価の伸びが永続的に続くとは思わない方が良いでしょう。
問題は銘柄をじっくりと調べて、大きく上がる株を探しだす事が本当に出来るのか?という事です。銘柄選びに失敗すると、市場全体が大きく上がっているのにも関わらず、停滞した挙句に下がり始めて損失になる可能性もある訳ですからね。
株式市場が好調であるならば、確実に上がる株であるETFを利用する投資戦略もお勧めできます。

紺色線:オープンハウス ピンク色線:日経平均株価指数
注意が必要なのは、市場環境が長期的に悪化するような場合です。市場全体が長期的に上昇するような時期であれば、銘柄選びや売買タイミングで失敗しても利益になる可能性があります。
ですが多くの銘柄が下がり続け、株価が停滞するような時期には、投資戦略が重要になります。そのような時期では、天井園や底値園の株価やタイミングが分かり易い銘柄を利用する方が儲かりやすいでしょうね。参考にしてみて下さい。
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オープンハウスの売買をする場合にお勧めの証券会社
オープンハウスを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。
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