株価の先行きを判断する方法

株価のトレンドを把握する4つのステップ

チャートを見ると、 半年から1年程度の期間で、株価の大きな流れやトレンドを把握しつつも、大局的な視点で株価が上がりそうなのか、下がりそうなのかを判断する事が可能です。(株価の底値や天井を確実に当てる事は不可能ですが)

株価の方向性を知る方法がある!?


チャート(株価)を直接分析する手法であるテクニカル分析は、一見すると使い物にならないと思われがちですが、投資するタイミングを判断する上では参考になります。

本コンテンツでは、基本的なテクニカル分析の理解を深めた後に、大局的な視点(数年の投資期間)で株価の大きな流れを把握する方法について解説していきます。

(2016年1月5日公開)

株価の基本的な動きを理解して、相場に振り回されないようにしよう!

短期的(数日程度)な株価の値動きはランダムで予測が困難ですが、中長期的な値動きならば、決まったパターン(値動き)になる事が多いです。株価の先行きを判断する手法としては、グランビルの法則が有名です。

株価の移動平均値(過去数週間分)を計算し株価と共にグラフに表示したものが、下記のようになります。基本的に株価の動きは、底値のA地点から、上昇・下落を繰り返しながら天井付近のE地点に到達して、下落に転じるような動きになります。

グランビルの8法則

引用元:日本証券業協会より
http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock35.html


特にグランビルの法則で理解してほしい事は、株価は一方的に上がり続ける訳でもなく、下落し続ける訳でもないという事です。

大きく株価が上昇すると、かならず移動平均線付近まで株価が下がってきます。同じように下落を続けていても、移動平均線付近まで株価が戻る傾向が強いです。

多くの初心者は、株価が大きく上昇した瞬間にリスクを取り、移動平均線付近まで下落するタイミングで損失に耐え切れずに売却して大損します。

同じく、株価が下落している途中に移動平均線付近まで株価が戻っている最中に上昇が続くと思って資金を投入し、株価の下落再開と共に損失が膨らみ再びブン投げて大損する事になります。(損する人は、上記チャートの青丸付近で買う傾向が強い)

積極的に売買するスタンスで株式投資を始めた人の多くは、上記のような取引を繰り返して市場から退場する事になるでしょう。なおチャートを後から見ると、そんな馬鹿な行為をしないと思いがちですが、ほとんど多くの人は大儲けしたいと思う強い欲望に惑わされて、上述のような取引を繰り返します。

難しく考えず、株価はグランビルの法則のように上下動を繰り返しながら上昇し続けて、下落するのだという事を理解しておくことが重要です。頻繁に売買する事を勧めている訳ではなくて、株価の動く傾向を知っておくことで、日々の値動きに一喜一憂しないようになる事がとても大切です。

支持線、抵抗線付近で株価が反発する傾向も、重要な投資判断のひとつ

グランビルの法則の他に、抵抗線、支持線の考え方も重要です。抵抗線は、株価の天井付近の価格帯を直線で結んだもの。支持線は、株価の底値付近の価格帯を直線で結んだものです。

その名の通り、支持線付近で株価が反発上昇する傾向が強く、抵抗線付近で株価が反転下落する傾向が強いという事です。参考例として、三菱電機三井不動産のチャートを見ると理解が簡単にできるでしょう。


抵抗線、支持線が斜めに形成される例

三菱電機の支持線と抵抗線

赤色線:抵抗線 青色線:支持線


抵抗線、支持線が水平に形成される例

三井不動産の抵抗線と支持線

赤色線:抵抗線 青色線:支持線


重要なポイントは、抵抗線、支持線の付近で株価が上昇や、下落をする可能性が高いという点です。抵抗線や支持線で確実に反発する訳ではない点も理解しておいてください。

うねり取り投資などの中長期的な値幅を狙う手法は、投資タイミングが多少ずれても利益にする事が可能ですから必死になって株価を分析する必要は無いです。ただ株価の動きに対して、理解が深まると心理的な不安が少なくなり、投資するチャンスが訪れた際に、リスクを取る恐怖が和らぎます。

では具体的に、銘柄のトレンドを把握するステップを解説していきます。

ステップ1 週足、期間5年のチャートを用意する

長期的な株価の方向性を把握するために、SBI証券などが無料で提供しているチャート機能を使って、週足で5年間の株価を表示します。

今回は、参考事例としてファナックのチャートを利用します。1年程度のチャートでは大局的な視点で株価の流れが分からないので、5年程度の株価情報を活用します。

ファナックの週足

ステップ2 単純移動平均線を表示させる

管理人は、単純移動平均線の期間25、75、200を使っています。好みで期間の数値を調整して良いと思いますが、一貫性を持たせるために単純移動平均線の数値は、合わせる事をお勧めします。

ファナックの移動平均チャート

ステップ3 支持線を引いてみる

支持線を引いて、株価の方向性を確認します。コツとしては、各年の底値付近を合わせる形で直線を引けば良いでしょう。(最新の株価を起点にしてみましょう。)

ファナックの支持線

ステップ4 支持線、グランビルの法則をイメージしながらトレンドを判断する

最後にグランビルのチャートをイメージしながら、現在の株価の位置を判断します。基本的に移動平均線、支持線近辺で反発上昇をする限りは、上昇トレンドが継続するはずだ!と想定します。

なお下記ファナックの例を見ると、抵抗線を突き抜けて下落が続きそうなチャートになっています。不安になる、良くわからない値動きになっていたら、無理をせずに投資対象から外す判断で良いでしょう。

ファナックのチャートをグランビルの法則と照らし合わせる


以上のように、支持線、グランビルの法則をイメージしながら株価の大局的な方向性を判断しています。ファンダメンタルズ分析だけでは、チャートの意味を把握できないのでテクニカル分析と併用する事が大切です。むしろチャート重視ですら良いと管理人は考えています。

テクニカル分析は、設定である数値を調整する事で如何様にも解釈できます。ですから、毎回同じ条件(テクニカル分析の設定の事です。)で判断材料に利用する事が重要になります。

トレンドの把握をしつつ、うねり取り投資などの投資タイミングとテクニカル分析が一致する付近でリスクを取ると良いでしょう。

最高のタイミングで株を買うための3つのステップ
⇒売却のタイミングについて解説(工事中)



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