All Aboutの推奨株主優待銘柄の評価・2015年7月版

推奨株主優待銘柄で上場廃止に遭遇

世の中には非常に多くの企業が存在しており、どの銘柄の株主優待が本当にお得なのか分からなくなる御方が多いかと思います。そのようなニーズに答える形で、All Aboutでは2015年7月に権利確定がなされる株主優待銘柄を推奨しています。

All aboutの推奨株主優待銘柄2015年7月権利確定

参考:All About の株主優待情報より


著名人や有名雑誌が推奨する株主優待銘柄は、本当に我々にメリットがあるのでしょうか?提示されている利回り相当の価値が本当にあるのか、1銘柄ずつ精査してみる事に致しましょう。

(2015年8月5日公開)

比較的高額な健康食品が貰えるティーライフ(3172)の株主優待は、メリット無し

推奨株主優待銘柄としてご紹介されているティーライフ(3172)の配当金+株主優待の総利回りは3.7%となっています。約10万円程度の投資資金が必要なのですが、利回り水準としては悪くない水準でしょう。

ティーライフの株主優待

ただし問題は株主優待としては、比較的に高額なティーライフが販売している健康食品などを購入するタイプであるという事です。もしも現金で支払う事を想像すると、一般市民の方にメリットがあるとは思えないです。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) ティーライフ(3172)
予想配当 +
予想優待売却利回り
3.7% 2015/5/22時点で
996円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
2.7% 1株当り27円
優待内容 自社製品の株主優待券
(1,000円相当)
100株以上

ティーライフ(3172)が提供する株主優待券は、下記のようにティーライフ自体が販売しているダイエットプーアール茶、メタボメ茶、補酵素のチカラ、酵素スムージーのような健康食品を購入できる類のものです。

ティーライフの健康食品

このような商品に強い関心があるお方であれば良いと思いますが、普段購入されないような一般市民の方には不要な存在では無いのでしょうか?

株主優待銘柄の表面的な利回りを実現するために、ある意味散財するような行為を取る事は合理的な行動とは思えないですね。本当に必要な株主優待であるのか良くお考えになった方が良いかと思います。

タカショー(7590)の株主優待は、ガーデニングが大好きなお方限定だな

All aboutが推奨している株主優待銘柄のタカショーは、約10万円相当の投資資金(200株)に対して、配当金+株主優待の総利回りが4%となっています。

タカショーのガーデニング

様々な株主優待項目があるように見えますが、実用的なのは自社製品であるガーデニンググッズでしょうか。ガーデニングを趣味としている御方には嬉しい特典であると思いますが、世の中の多くのお人にとっては微妙な銘柄であると断言できます。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) タカショー(7590)
予想配当 +
予想優待売却利回り
4.0% ※ 2015/5/22時点で
518円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
3.2% 1株当り17円
優待内容 株主特別販売カタログ、自社オリジナルカレンダー、ガーデングッズ(500~1000円相当)、自社イベント招待 200株以上

※200株を購入し500~1,000円相当の自社製品を年に一回獲得したケースを想定
(自社製品を750円で評価)


具体的には200株以上の購入でガーデニンググッズの中から、商品を選ぶ事が出来るようです。

タカショーの株主優待

ただし株主優待だからお得でタダである訳では無く、実際に現金を支払ってまで本当に欲しい商品なのか良く考えてみるべきですね。万人が常に必要な商品では無いでしょうから、長期保有にも向いてないと思われます。

上場廃止銘柄になったナイスクラップを推薦していた模様

All aboutで絶賛的に推奨していた第一のナイスクラップ、実は2015年5月27日に上場廃止となりました。東証1部上場のパル(2726)による完全子会社化のようです。

そもそも赤字続きの企業のようでしたから、そのような企業を推薦する姿勢には疑問を感じてしまいます。上場廃止されてしまうと期待した株主優待を獲得する事が出来ないために、永久保有すれば良いという考えは少し危険ですよね。

参考コラム:株主優待銘柄を長期保有して痛い目にあった事例

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) ナイスクラップ(7598)
予想配当 +
予想優待売却利回り
7.6% 2015/5/22時点で
460円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
1.0% 1株当り5円
優待内容 自社グループ化粧品の20%割引券 100株以上

株主優待のサービスが本当に必要なのか?しっかりと考えよう

下記を見ると推奨された株主優待銘柄の配当利回りだけの水準では、非常に高いとは思いません。

株主優待のサービスに価値があるのであれば良いのですが、表面的な利回りを実現するために利用するとしたら、それは散財となる訳です。家計が助かる処か、株主優待を通じて余計な出費をしているようなものです。

銘柄名 配当+優待
利回り
配当のみ
1位 ナイスクラップ(7598)上場廃止 7.6% 1.0%
2位 タカショー(7590) 4.0% 3.2%
3位 ティーライフ(3172) 3.7% 2.7%

一見するとお得なメリットが受けられるような感覚になると思いますが、あくまで提供された株主優待分の現金を支払っていると考えてみて下さい。

表面的な利回りだけに惑わされずに、本当に必要と思える株主優待を提供している企業に資金を投入する事をお勧め致します。

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