All Aboutの推奨株主優待銘柄の評価・2015年4月版

高い利回りの株主優待サービスには落とし穴がある

All Aboutの推奨株主優待銘柄を見ていると、非常に高い利回りを実現している企業が存在するようです。2015年4月に権利確定する銘柄の中には、20%の利回りを超えるものがあります。

All aboutの推奨株主優待銘柄2015年4月

参考:All About の株主優待情報より


ですが世の中には、美味しいお話には裏があるという事もあり本当に魅力がある銘柄なのか?気になる所です。当サイトの管理人が、様々な視点から推奨銘柄について精査してみましたので御参考になさって頂ければと思います。

(2015年8月3日公開)

テンポスバスターズ(2751)の株主優待は悪くない

All Aboutが推奨する株主優待銘柄・第3位であるテンポスバスターズは、約14万円相当の投資に対して配当金+株主優待の総利回りは6%程度となっています。

ステーキのあさくま

上記の「ステーキのあさくま」だけでなく、少し優待金額は落ちますが全国の様々な種類の飲食店などでも利用できるので管理人としては保有しても良いと感じました。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) テンポスバスターズ(2751)
予想配当 +
予想優待売却利回り
6.0% 2015/2/6時点で
1,429円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
0.41% 1株当り6円
優待内容 8,000円相当の食事券
(1,000円×8枚)
100株以上

「ステーキのあさくま」でご利用なさると、全額で10万円程度の食事が必要になるので正直敷居が高いと感じます。散財に近いですからね。

ですが「テンポスバスターズ」の買い物券として利用するのであれば、4800円相当の割引券にグレードダウンしますが利用できる店舗の種類が大幅に増えます。

年間で8万円相当の外食をする必要がありますが、家族が多い方などであれば利用しなくもない水準だと思います。ただし外食自体を抑えたいと考えているのであれば、散財する事になりますから他の銘柄を検討すると良いでしょう。

セレブな女性であればヤーマンの株主優待が魅力的に映るのカモしれない

堂々の第2位として推奨されているヤーマンの配当金+株主優待の総利回りは、なんと9%近い水準です。株式銘柄の長期的なパフォーマンスは年率7%と言われている為に、一見するとお得感が満載です。

ですが高級化粧品をタダで貰う事で利回りが嵩上げされているだけであり、配当利回りの水準は2%台である事も考えると、世の中の多くの方にとって魅力が無い銘柄だと思います。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) ヤーマン(6630)
予想配当 +
予想優待売却利回り
8.8% 2015/2/6時点で
1,544円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
2.3% 1株当り36円
優待内容 自社の化粧品
(10,000円相当)
100株以上

そもそも下記のような1万円相当のヤーマン製化粧品を愛用されているセレブな女性であればお得なのかもしれないですが、世の多くの女性にとって魅力的か?と言われると懐疑的に見てしまいますね。

ヤーマンの株主優待

ただで1万円貰っているのでは無くて、1万円相当のお買い物をしている(散財)訳ですからね。株主優待のサービスはタダでは無くて、現金で支払っていると思った方が良いです。

散財した挙句に、相場暴落で長期間損失を抱える事になってしまう本末転倒な事になりかねませんね。

一部のゴルフ好きなお方以外には、魅力を感じないトーシンの株主優待

株主優待と配当金の総利回りが20%を超えるトーシンですが、総合的に考えても魅力的な銘柄とはまったく思えないです。

トーシンの株主優待カード

全国のゴルフ場で利用できる訳でも無いために、非常に使いづらい優待サービスでは無いでしょうかね。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) トーシン(9444)
予想配当 +
予想優待売却利回り
20.2% ※ 2015/2/6時点で
593円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
3.3% 1株当り20円
優待内容 携帯電話割引券、
ゴルフ場プレー特別料金、
ゴルフ場平日1R無料招待
100株以上

※All Aboutでは、携帯電話割引券:5000円、ゴルフ場プレー特別料金、ゴルフ場平日1R無料招待は合わせて5000円で評価


そもそも5000円以上の費用を支払ってまで毎年携帯電話を交換する事は、まず無いでしょう。その上、三重県と岐阜県のゴルフ場を利用する必要があるので利用できる方が相当限定されますね。

自由な時間があってゴルフが趣味と断言できる方以外、つまり一般的な市民の皆様にとっては魅力を感じない銘柄だと断言できます

株主優待は、現金を支払っていると思った方が良い

20%を超える利回りを見ると非常に魅力的に映りますが、配当金の利回りだけで見ると、下記のように魅力が薄れてきます。

株主優待のサービスを受けると、あたかも無料でお得な事のような錯覚を受ける事かと思います。ですが実際は株主優待の価値分だけ現金を支払っていると思った方が良いでしょう。

そう考えると、本当に投資対象の銘柄が提供する株主優待サービスが必要なのか良く考えるべきですね。

銘柄名 配当+優待
利回り
配当のみ
1位 トーシン(9444) 20.2% 3.3%
2位 ヤーマン(6630) 8.8% 2.3%
3位 テンポスバスターズ(2751) 6.0% 0.41%

もう一つ、注意すべき事があります。末永く銘柄を保有するから非常に魅力ある価値が受ける事が出来ると思っても株主優待のサービス改悪や、企業倒産によって株券自体が紙くずになる場合もあります。

参考コラム:株主優待銘柄を長期保有して痛い目にあった事例


無理な出費をした挙句に、投資による損失も発生して最終的に大損しないように銘柄選びは慎重に行いましょう。

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