All Aboutの推奨株主優待銘柄の評価・2014年12月版

現金で支払いたいと思う株主優待なのか真剣に考えよう

金融関係者が推奨している12月権利確定の株主優待銘柄を見ると、配当金と株主優待の合計利回りが18%を超える一品もあるようです。年率18%と考えると、飛びつきたくなる御方も大勢いる事でしょう。

All aboutの推奨株主優待銘柄2014年12月権利確定

参考:All About の株主優待情報より


しかし良く考えてみましょう。「おいしい話には裏がある」と昔から言われていますが、本当に我々にとって魅力的な銘柄なのでしょうか?本当に価値があるのか内容を精査する必要があると感じます。ぜひとも株主優待銘柄選びの御参考にして頂ければ嬉しいです。

(2015年8月10日公開)

東急レクリエーション(9631)の優待内容が変わって、価値が激減

約65万円分の投資をする事で、東急レクリエーションの株主優待を獲得する事が可能です。配当金と株主優待の総利回りは、10.8%と非常に高水準です。

東急レクリエーションの株主優待

All aboutの記事執筆時点から株主優待の内容が改悪?されているようです。年間で18回映画を無料で見る事が出来ます。(記事の想定は2倍の36回見られると計算されている)

そうすると利回りは半分に激減する事になりますね。株主優待の内容が少しでも変わると高利回り銘柄の価値は激減します。ただし株主優待券を利用できる映画館がお近くにある人は、利用しても良いかもしれません。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) 東急レクリエーション(9631)
予想配当 +
予想優待売却利回り
10.8% ※ 2014/10/17時点で
653円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
0.9% 1株当り6円
優待内容 株主優待カード(映画鑑賞) 1,000株以上

※年間で36回の映画を鑑賞したケースを想定 (入場券は1枚あたり1800円として評価。株主優待は6万4800円として評価)

地方在住のお方は、東京都競馬(9672)の株主優待をフル活用出来ない

All aboutの推奨株主優待銘柄としてご紹介されている東京都競馬は、約27万円の投資資金で株主優待を獲得する事が可能です。配当金+株主優待の総利回りは13.7%と非常に高い為に魅力的に見えますね。

東京サマーランド

当銘柄の株主優待券の魅力は、上記のような東京サマーランドのフリーパス券が獲得できる点でしょう。東京サマーランドを沢山ご利用なさっている御方であれば優待券を最大限に活用できるためにメリットがあります。

ただし大量のフリーパス券を貰っても、気軽に東京サマーランドをご利用できないのであれば宝の持ち腐れとなりまして、価値が激減します。万人向けの銘柄では無いでしょう。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) 東京都競馬(9672)
予想配当 +
予想優待売却利回り
13.7% ※ 2014/10/17時点で
272円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
1.1% 1株当り3円
優待内容 大井競馬場株主優待証(入場パス) 、東京サマーランドの招待券2枚、 東京サマーランドファミリー招待券8枚 1,000株以上

※大井競馬場株主優待証(入場パス) と東京サマーランドの招待券2枚、 東京サマーランドファミリー招待券8枚を獲得したケースを想定(株主優待の価値は2万4000円として計算)

ファミリー層であれば、グリーンランドリゾート(9656)の株主優待は嬉しい

2014年12月権利確定の株主優待銘柄の中で、グリーンランドリゾートがNo1としてご紹介されています。35万円相当の投資資金に対して、総利回りは18.7%もあります。

グリーンランド

当銘柄の株主優待券は、北海道と九州にある遊園地の無料入場料券です。御家族で毎年、ご利用なさっている御方、ご利用したいと考えている御方であれば非常にメリットがあります。

ですが利回りを実現する為に、無理をして利用するとなると本末転倒になるのではないでしょうか?残念ながら万人向けの銘柄だとは言えないですね。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) グリーンランドリゾート(9656)
予想配当 +
予想優待売却利回り
18.7% ※ 2014/10/17時点で
353円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
2.8% 1株当り10円
優待内容 遊園地等無料入場券  年間4枚 100株以上

※グリーンランド遊園地及び北海道グリーンランド遊園地無料入園券を年間で4枚獲得したケースを想定(株主優待は5600円で評価)

表面的に利回りが高くても、活用できないと絵に描いた餅

本コンテンツでご紹介させて頂いた銘柄は、どれも利回りが非常に高い傾向にあります。

ですがレジャー関連施設の無料利用券など、利用用途が限定される株主優待などは少々資料し難いと感じます。

もしも株主優待券が活用出来ないとしたら、配当金のみでの利回りだけになり、事前に見込めるはずだった水準に比べて驚くほど低下してしまいます。

銘柄名 配当+優待
利回り
配当のみ
1位 グリーンランドリゾート(9656) 18.7% 2.8%
2位 東京都競馬(9672) 13.7% 1.1%
3位 東急レクリエーション(9631) 10.8% 0.9%

金融関係者が誇張して推薦する利回りを鵜呑みにするのでは無くて、本当に自分自身にとって価値がある株主優待サービスなのか?お金を支払っても受けたいと思うのか?このような視点で検討する事が重要です。

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