All Aboutの推奨株主優待銘柄の評価・2014年11月版

超高水準の利回りが、劇下げして腰を抜かす

金融関係者がご紹介している推奨株主優待銘柄を見ていると、なんと利回りが29%を超えている銘柄に遭遇しました。あまりにも利回り水準が高すぎて、本当にリスクが存在しないのか疑いの眼で見てしまいます。

All aboutの推奨株主優待銘柄2014年11月権利確定

参考:All About の株主優待情報より


そもそも天才投資家ウォーレンバフェットの年率パフォーマンスは20%程度ですから、簡単に天才を超えられる訳です。さっそく、具体的な中身について精査して参りましょう。

(2015年8月10日公開)

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの店舗を愛する方には価値あり

14万円程度の投資資金で、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの株主優待を獲得する事が可能であり、配当金+株主優待の総利回りは8.1%と高水準です。

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの店舗

上記のような雑貨や書籍を販売している各店舗で利用な可能な買い物券を獲得できます。 オンラインショップで利用できない点は残念ですが、1回のお買い物で株主優待券が何枚でも利用可能である点と、最低買い物価格のような制約が無い点は評価できます。

気になるのは、年間に1万円分も上述の店舗でお買い物する機会があるのか??という点でしょうか。全国規模で店舗があるのですが、万人に価値があるのか?と言われると少々微妙だなと感じる銘柄です。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)
予想配当 +
予想優待売却利回り
8.1% ※ 2014/9/12時点で
1,409円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
0.99% 1株当り14円
優待内容 10,000円相当の買物券
(1,000円×10枚)
100株以上

※ 1万円分の株主優待を獲得したケースを想定

サムティ(3244)の株主優待は、万人向けでは無く残念

All aboutにて推奨株主優待銘柄としてご紹介されているサムティは、約14万円程度で株主優待を獲得する事が可能でありまして、配当金+株主優待の総利回りは9.1%と魅力的に思える水準です。

トップカルチャーの株主優待券

ただし東京と大阪の特定の場所にある2つのホテルの無料宿泊券ですから、世の中の多くのお方にとって必ずお得か?と言われると至って微妙な所です。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) サムティ(3244)
予想配当 +
予想優待売却利回り
9.1% ※ 2014/9/12時点で
715円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
2.5% 1株当り18円
優待内容 「センターホテル東京」、「センターホテル大阪」の無料宿泊券を各1枚 200株以上

※ センターホテル東京の無料宿泊券とセンターホテル大阪の無料宿泊券を1枚づつ獲得したケースを想定(HPでの宿泊料金を参考に2枚合計で9450円として評価)


具体的なホテルの立地ですが「センターホテル東京」は日本橋兜町、「センターホテル大阪」は淀屋橋と東京と大阪の中心にある訳ですが、自由度が無い点が残念です。

サムティのhotel

当ホテルを頻繁にご利用なさる明確なご予定があるお方は、非常に魅力的なのですが全国の一般市民の方にとっては、基本的に利用価値が無いと思える株主優待です。

推奨されたリベレステ(8887)の株主優待は廃止

All Aboutで推奨された2014年11月権利確定のリベレステの配当金+株主優待の総利回りは、驚きの29.1%です。すぐにでも飛びつきたくなるような水準に見えますね。

リベレステの株主優待券

廃止になった株主優待券


実は株主優待として「星野リゾート裏磐梯ホテル宿泊優待券 年間2枚」を提供されていたのですが、平成26年11月30日の基準日を最後に廃止されました。株主優待サービスが突然に廃止される事は、良くある事ですから注意が必要だなぁと再認識されますね。

項目 内容 備考
銘柄名(銘柄コード) リベレステ(8887)
予想配当 +
予想優待売却利回り
29.1% ※ 2014/9/12時点で
654円で購入した場合
優待サービスが
不要な場合の利回り
(配当のみ)
4.5% 1株当り30円
優待内容 星野リゾート裏磐梯ホテル宿泊優待券 年間2枚 100株以上

※ 星野リゾート裏磐梯ホテル宿泊優待券を年間2枚獲得したケースを想定 (株主優待の価値を2名分2回利用の1万6000円として評価)

株主優待が廃止されると利回りが驚くほど下がる

配当金と株主優待の総利回り表現を金融関係者が好んで行いますが、一般市民にとっては非常にお得に見えるからです。

あの手、この手で我々の大切な資金を狙って手数料収入を稼ぎたいと思っている側からすると、配当金+株主優待の総利回りは非常にセールスし易い表現かと思います。

ですが当コンテンツでご指摘しているように、もしも株主優待が廃止になってしまうと下記のように驚くようなレベルで利回りが下がってしまいます。

銘柄名 配当+優待
利回り
配当のみ
1位 リベレステ(8887)
株主優待が廃止
29.1% 4.5%
2位 サムティ(3244) 9.1% 2.5%
3位 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769) 8.1% 0.99%

お宝銘柄を紹介して貰って勇んで銘柄に資金を投入して、永久に保有しよう!!と思った矢先に株主優待が廃止になってしまうと愕然としてしまいますね。その上に銘柄を含み損なんてあると、「泣きっ面に蜂」状態に陥ってしまいますね。

参考コラム:株主優待銘柄を長期保有して痛い目にあった事例

インカムゲインを狙う株主優待の投資と言ってもリスクは当然ある訳ですから、慎重に検討を重ねた上で銘柄選びをされる事を強くお勧め致します。

関連するコンテンツ一覧

Beginner of Recommended service

記事が売買の参考になりましたら、ぜひブックマークをお願いします!