日本航空の株を買うべきか?

日本航空の業績・財務に問題ないだが、株価が割高すぎて手が出ない

2010年の経営破綻後、見事に復活した日本航空(JAL)。2012年に東証1部再上場を果たし、高収益・実質無借金経営・安定した利益と3拍子揃った優良企業となりました。

JALの割引航空券となる株主優待も魅力ですし、いますぐ株を買いたくなるが慌ててはいけない。なぜなら株価の水準が高すぎるからです。今はチャンスを待つ時期だと管理人は考えています。

日本航空

日本航空のポイント
  • 負債965億円に対し剰余金は、6,340億円。実質無借金経営で、魅力的。
  • 収益性を表す営業利益率も10%台を維持。高収益な会社。
  • 今期の年間業績予想を上方修正しており。業績は、とても好調。
  • ただし株価水準が高すぎる。管理人なら、今は買わない。

(2017年12月17日更新)

日本航空は、事業規模を4割削減して2012年東証1部に再上場

ANAとJAL(日本航空)は、日本を代表する2大航空会社です。しかし日本航空は、2010年の経営破綻によって、株券が紙屑になった歴史があります。

経営破綻後は、痛みを伴う下記施策の断行によって、2,000億円を超える利益を出し、2012年に東証1部へ再上場しました。

・事業規模は、60%に縮小(不採算路線からの撤退)
・グループ会社を半減
・40%の人員削減
・企業年金を最大53%削減


これまでの有利子負債を圧縮した上に、企業再生支援機構からの出資資金の全額を返済しており、財務面がとても良いです。

有利子負債965億円に対して、利益剰余金が6,340億円ありますので、実質的に無借金経営となります。

日本航空の事業内容 日本航空のその他事業内容


さて日本航空の主力は、売上の8割強を占める航空運送事業(国内線、国際線)です。ビジネスマンや、観光客向けの商売ですので、景気や燃料である原油価格の変動が、経営上のリスクとなります。

その他の事業としては、パッケージ旅行の販売やクレジットカード事業、航空運送事業を支える様々な事業があります。



営業利益率は、10%台で推移しており、収益性はとても良い

再上場(2012年)後の日本航空の営業利益率は、とても高いです。直近5年は12~15%台で推移しており、好調な年であれば、利益率が16%近くにまで達しています。

そりゃそうですよね。事業規模を縮小して人員を減らし、負債も削減してますから、事業の運営コストが大幅に減っています。そのため儲かる体質を示す営業利益率が改善する訳です。

日本航空の利益率推移



日本航空の今期業績はとても好調で、通期の業績予想を上方修正

日本航空、今期の業績は、引き続き好調です。第2四半期の決算発表時に、通期業績の上方修正をしているからです。

当初予定より営業利益・当期純利益が130億円増加しています。営業利益率も12%台に改善しており、良い傾向だと考えます。

日本航空の通期業績を上方修正


ちなみに業績を上方修正したとしても、前年に比べて、営業利益や最終的な利益(当期純利益)は減少していますね。増収減益は、変わらぬ状況というところでしょうか。管理人としては、安定した業績だなとの見方です。

日本航空の前期比年間業績



ただし割高な株価なので、リスクの割に儲からない可能性が高い

さて業績面の分析は、これくらいにして日本航空の株を買うのか、買わないのか、検討しましょうか。 日本航空の業績面を整理しますと、実質無借金経営・業績安定・高収益と、特にファンダメンタルズ的な問題は、ありません。

ただ直近5年の週足チャートを眺めてみますと、今の日本航空の株価は割高すぎて、購入したいとは思えないです。

割高と判断した理由は、週足の株価トレンド線より株価が明らかに高いからです。業績が良くても、天井付近で株を購入していては儲かりません。ですので今は株を買う時期では無いと判断しています。

日本航空の購入時期


では、いつ株を買うべきか。それは株価の調整によって、価格が上昇トレンド線付近まで下落した時です。トレンド線を購入するべき価格帯の基準にし、「うねり取り投資法」を使って買う時期を絞り込めば、儲かる可能性が高まります。

日本航空の傾向を考慮すると最高のタイミングで株を買えるのは、年末前後でしょうね。例えば管理人なら、2016年11月頃に100株3,100円で購入して、春先天井の格言通り、2017年4月頃に3,500円で売却します。

31万円の投資で、利益が4万円(利益率12%)となる取引ですから、収益性は今一つでしょうか。やはり大型株よりも、多少のリスクを取って小型株を投資先として選んだほうが良いかなとも思えます。

なお流動性を重視して日本航空を売買したい場合は、最低購入単価には注意してください。いきなり40万円強の資金を投じるのは、恐怖に感じるでしょうから。

投資の経験値が少ないのであれば、少額の取引ができるSMBC日興証券のキンカブサービスなどの活用をおススメします



日本航空の概要

・企業名(銘柄コード):日本航空(9201)
・上場市場:東証1部
・業種:空運業
・最低購入単価(単元株数):41万6,900円(100株)
・時価総額:1兆3,331億円
・利益剰余金:6,340億円
・有利子負債:965億円



2017年12月時点で管理人がチェックした空運業銘柄

スターフライヤーの評価・感想
ANAホールディングスの評価・感想

そのほかの銘柄をチェックしたい人は、
銘柄名あるいは銘柄コードを入力して検索できます

日本航空の売買をする場合にお勧めの証券会社

日本航空を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
 知名度No1で取引手数料が安い。口座開設で2000円貰えます。:SBI証券
 1万円取引のキンカブ信用取引が常に無料と魅力満載   :SMBC日興証券
 手数料無料のフリーETF株主優待のタダ取り裏技に強み:カブドットコム証券

番外
 100万円以上の現物取引手数料が、他社を圧倒する安さ  :フィデリティ証券
 楽天グループを利用する方向け             :楽天証券
 多彩な自動売買注文をしたい方向け           :マネックス証券

証券会社のコスト比較情報も御参考になさってください


Beginner of Recommended service

記事が売買の参考になりましたら、ぜひブックマークをお願いします!