Jトラストの株を買うべきか?

Jトラストの評価・解説

日本国内や韓国、東南アジアで金融事業を展開するJトラスト。M&Aで、事業の多角化を推進。しかし今期は多額の損失で、株価が急落。天井で株を買った人は、甚大な損失を出したはずです。

ただし株価低迷から一転して、上昇トレンドに転換しており、今後、予想通りに黒字化を達成すれば、株が上がる。だが業績好調な銘柄よりも、取引難易度が高いため、おススメはしない。

Jトラスト

Jトラストで儲けるポイント
  • 国内・韓国の金融事業は好調。しかし東南アジア金融事業が大幅赤字
  • 2年連続で最終赤字。だが今期は黒字化の見込み。計画達成できるか注目したい
  • 株価は上昇トレンドを維持。トレンド線が支持として機能し、買い場の目安に
  • 割高な株価で手を出すな。暴落に遭遇し、逃げ遅れ甚大なダメージを被る。

赤字企業の売買は難易度が高い。無理をする必要は、まったく無いので、好調な銘柄を探す方が無難。

(2017年7月6日公開)

今は支持となる上昇トレンド付近の価格帯で投資チャンス。ただ赤字企業は、リスクが高く、管理人は無理せず静観する方針。

Jトラストは、国内外で銀行・債権回収・信用保証等の金融事業を提供する企業です。M&Aで企業を買収し、事業の多角化を推進してきました。日本・韓国・東南アジアの金融、投資、非金融の5つが主要な部門となります。

国内金融事業・・・・・信用保証事業、債権回収事業、クレジットカード事業
韓国金融事業・・・・・ソウル中心に貯蓄銀行業と債権回収事業を展開
東南アジア金融事業・・インドネシアで銀行業、回収事業を展開
投資事業・・・・・・・投資事業(シンガポール)
非金融事業・・・・・・総合エンターテインメント事業、不動産事業、システム事業

金融・投資事業が収益の7割を占め、特に国内金融事業が堅調に推移しており、利益を稼いでいます。

Jトラストの事業構造


ただし2017年度の決算では、多額の損失を計上しています。

東南アジア金融事業では、Jトラスト銀行の過去の負の遺産に対する一過性の貸倒引当金を計上した事で、▲46億円の損失。IFRS導入に向けた期ずれ解消のために▲11億円の損失を計上。

さらに投資事業の投資先であるタイのGroup Lease PCL(GL)の株価下落に伴い、GL転換社債の評価損▲34億円を計上し、最終赤字に転落してしまいました。

Jトラストの2017年度で、多額の損失計上


下記決算は、Jトラストが参考値として策定した未監査の数値です。未監査とはいえ、東南アジア金融事業は、2年連続で多額の赤字を計上しています。

この東南アジア海外事業は、かなり経営の足枷です。投資事業に関しても、評価損計上のため赤字に転落。国内事業が稼ぎ出した利益を全て、吹き飛ばしていますね。

Jトラストの事業別業績


有利子負債515億円に対して、利益剰余金596億円と無借金経営なんですが、事業自体に不透明感を感じており、投資判断が非常に難しいです。基本的に無理をして、投資先として選定する必要は無いです。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) Jトラスト (8508)
上場市場 東証2部
業種 その他金融業
株価 818円
単元株数と最低購入単価 100株:8万1,800円
時価総額 920億円
資本金 536億円
発行済株式数 1億1,254万株
浮動株数 832万株
利益剰余金 596億円
有利子負債 515億円
保有者比率 外国 45.2%
浮動株 7.4%
投信 3.5%
特定株 61.7%

さてJトラストの業績推移をご覧下さい。売上高の増加に対して経常利益が3年連続、最終利益は2年連続で赤字です。黒字化するまでは、様子見の方針で良いでしょうね。

ただ今後、V字回復を実現すれば、相当、株が上がると思います。ただし、撤退する判断ができない人は、手を出さない方が無難です。

Jトラストの業績推移


Jトラストの業績悪化が続く為、倒産する可能性のある企業なのか。調べる必要があります。キャッシュフローの推移で資金繰り状況を把握してみましょう。

過去2年の営業CFが赤字で、問題のある状態が続きます。事業継続の上で、資金が流出するという事です。不足する資金を借入で対応し、財務CFが2年連続でプラスです。

ただ現金同等物が十分にある為、すぐに倒産する事は無いでしょうが、営業CFの赤字が続くのは危険だと思いますね。継続して、資金繰りには注意を払うべきでしょう。

Jトラストのキャッシュフロー


さて2年連続で最終赤字に陥りましたが、今期の業績は前期に比べてV字回復を見込んでいます。最終利益が▲22億円から、+81億円へと大幅な改善見込みです。

Jトラストの2018年業績見込み


なぜ、ここまで業績が改善するのか。それは赤字を垂れ流していた東南アジア金融事業の黒字化見込みと、今期、GL転換社債の評価損で赤字だった投資事業が、大幅な増益になるからです。本当に計画通り、業績が達成できれば、株が上がると思います。

Jトラストの2018年事業別の業績見込み


続いて下記のJトラストの週足チャートをご覧ください。Jトラストの株価は、長期的な価格の下落が止まりまして、上昇トレンドに転換しています。

この株価のトレンドは、売買判断に活用できる為、凄く重要です。トレンド線を利用した売買判断については、最高のタイミングで株を買うための3つのステップで詳しく解説していますので、参考になさって下さい。

直近2年の値動きの傾向を見たかぎりでは、Jトラストの上昇トレンド線が支持として機能しています。株価の値動きが、比較的にイメージしやすい銘柄だと思います。

ただし上昇トレンドに転換した後、急激に株が上がり、2017年3月に暴落しています。これは株価が急落したGLの転換社債を保有しており、評価損を出して業績が悪化すると思われたからです。

このような急落で損失を出さない為にも、赤色エリアの価格帯で株を買わない事が大切です。

さて現在のJトラストの株価は、支持となる上昇トレンド線付近ですから、投資チャンスです。ただ管理人は、赤字企業の業績V字回復を狙った売買が苦手です。

よって今回は無理をせず、静観
します。世の中には、業績好調な株が沢山あり、他の銘柄を探す戦略が無難だと思っているからです。

ただV字回復を実現すれば、2016年末のような上昇が期待できます。経験が豊富な人は挑戦して良いと思いますが、初心者は無理をする必要は無いと思います。

Jトラストの売買チャンス  



2017年7月時点で管理人がチェックした、その他金融業銘柄

Jトラストの売買をする場合にお勧めの証券会社

Jトラストを利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
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