かんぽ生命保険の株を買うべきか?

かんぽ生命保険の評価・解説

かんぽ生命保険は、国内最大級の生命保険会社です。2015年に上場し、庶民の注目を集め、上場時には多くの予想屋が買い推奨しました。しかし上場後の株価は、3,400円から2,000円まで、最大▲41%の大暴落となりました。

悲惨な含み損を抱える個人投資家が、多いと思われます。業績の悪化が止まりませんから、今のところ積極的に、かんぽ生命保険の株を買う方針になりません。

かんぽ生命保険

かんぽ生命保険で儲けるポイント
  • 生命保険の国内シェア2割超。純資産額は、トップ。郵便局経由で、保険販売。
  • 他の保険会社と商品構成異なる。養老・終身・学資に医療特約をセット販売。
  • 50代以降の中高年、女性顧客が強み。利益余剰金5000億円超で、資金潤沢。
  • 増配効果で、上昇トレンドに転換。直近1年は、トレンド線が支持として機能。

業績が悪い銘柄で、利益を手にする事は難しい。難易度が高く、無理をして手を出さなくても良いと思う。

(2017年7月14日公開)

上昇トレンドに転換し、株価が上昇を続ける。だが業績の悪化が続いているので、管理人は様子見の方針を続ける。

かんぽ生命保険は、国内最大級の生命保険会社です。総資産は、約80兆円。資産規模では、国内の生命保険市場の2割以上のシェアを占めています。

日本郵政グループの主要な3事業の一つである生命保険業務を行っており、日本郵政グループの郵便局ネットワークを主軸に、生命保険を販売しています。

かんぽ生命保険は、日本郵政グループの主要な3事業の一つ


かんぽ生命保険の商品構成は、死亡保障の小さい養老保険・終身保険、学資保険が占めており、医療特約を付加して販売するスタンスです。

他の保険会社と比べて商品構成が異なり、主戦場が違います。1年当たり保険料(新契約年換算保険料)も他社に比べ、断トツに多く、更に平均的な保険金額も小さいです。

かんぽ生命保険と他の生命保険会社の特徴比較


かんぽ生命保険は、商品構成だけでなく顧客基盤にも特徴があります。全人口の約2割に相当する約2,200万人が、かんぽ生命保険と契約。そのうち、6割が女性です。

さらに日本では金融資産の8割を50代以上が保有していますが、かんぽ生命保険の顧客は50代が6割を占め、特に中高年層に強いです。

かんぽ生命保険の顧客基盤


利益剰余金が5,000億円を超えており、非常に潤沢な資金を保有しています。業界シェアNo1で、顧客基盤は強固、資金も潤沢で、ここまでは優良企業だと思えます。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) かんぽ生命保険 (7181)
上場市場 東証1部
業種 保険業
株価 2,515円
単元株数と最低購入単価 100株:25万1,500円
時価総額 1兆5,090億円
資本金 5,000億円
発行済株式数 6億株
浮動株数 4,320万株
利益剰余金 5,273億円
保有者比率 外国 1.7%
浮動株 6.3%
投信 0.5%
特定株 90.9%

しかし、かんぽ生命保険の業績推移を見てみますと、思わしくない経営が続いています。2013年以降、経常収益(売上のようなもの)、経常利益の減少が続いており、業績の悪化が止まりません。

経常収益の内訳は、保険料等収入・資産運用収益・その他経常収益の3つです。しかし、この収益源全てで減少が続き、かなり苦しい経営が続いています。この業績だと、積極的に株を買いたいとは思えません。

かんぽ生命保険の業績


さて今期の業績は、どうなるのか。平成30年の業績予想を見てみますと、経常収益(売上のようなもの)、経常利益、共に減少見込み。今期も減収減益という事ですね。

1株当たりの当期純利益も減少です。業績の改善見込みが、依然として見当たらないので、やはり売買には慎重になります。

かんぽ生命保険の来期業績


なお、業績は悪化していますが、配当金の増配が続いています。3年連続で増配。利益が減少する中で、増配しているので、配当性向が45%近くにまで達しました。

最終的に残る利益の半分近くを、分配しているという事になります。株価対策が目的でしょうか。この増配は気になる傾向です。

かんぽ生命保険の配当性指向の推移


具体的に、かんぽ生命保険の株価推移をチェックしてみます。上場後、株価の暴落が続きましたが2016年7月を起点に、株価が上昇に転じています。増配効果で、上昇トレンドに転換したのかもしれません。

なお管理人は、最高のタイミングで株を買うために、株価のトレンドを重要視しています。トレンド線が買い場の目安になるからです。

さて、かんぽ生命保険の直近週足チャートを見てみますと、この上昇トレンド線が支持として機能しています。ここ1年は、株価の値動きがイメージしやすい銘柄となってきました。

増配効果で株価が堅調に推移する事を期待し、テクニカル分析を頼りに、支持として機能する上昇トレンド線付近で、株を購入するスタンスもありかもしれません。ただし投機的な売買方針である事に、注意が必要です。

ただ管理人ならば、勝率を高めるために業績好調な銘柄を売買したいので、様子見の方針となります。損失を取り戻すのは、大変ですからね。無理をせず、資金を温存する事も大切です。

かんぽ生命保険の売買チャンス



2017年7月時点で管理人がチェックした保険業 銘柄

かんぽ生命保険の売買をする場合にお勧めの証券会社

かんぽ生命保険を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
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