中山製鋼所の株を買うべきか?

中山製鋼所の評価・解説

中山製鋼所は、鉄鋼メーカーの老舗企業です。事業再編に取り組んだ事で、2014年度に黒字化を実現。徐々に収益性も改善しています。株価も下落トレンドから転換し、横ばい相場を維持している状況です。

ただ今期の利益予想は減少見込みで、積極的に株を買いたいとは思えない状況となっています。前年に比べて利益が増えている銘柄を、暴落で買うのが株式投資の基本です。

中山製鋼所

中山製鋼所で儲けるポイント
  • 工場休止、リストラ、鋼板・棒線中心の事業再編により、黒字化を実現。
  • 売上が縮小する状況下だが、利益は増加。収益性の改善が進んでいる。
  • 利益の1割を稼ぎ、利益率50%の不動産事業は、隠れた黒子的な部門。
  • 成長する期待感は無いの為、株価は停滞。ボックス相場が続いている。

1株益・営業利益が増えた企業の株を暴落で買うのが、投資の王道。無理をしない事・資金を守る行為も、投資では大切。

(2017年7月21日公開)

今期業績予想は、利益が減少の見込み。よって無理をせずに静観。

鉄鋼メーカーの老舗である中山製鋼所は、鉄鋼・エンジニアリング・不動産が事業の柱です。自社の電炉・高炉で培った圧延技術に強みがあります。

ただ2010年にNSR(中山式冷鉄源溶解法)休止、コークス工場を休止、2012年に厚板工場を休止しており、鋼板、棒線を中心にした事業の再建途中です。

鉄鋼事業・・・鋼材、鋼片、副産物等
エンジニアリング事業・・海洋(鋼製魚礁・増殖礁)、ロール、バルブ、機械加工等
不動産事業・・・不動産の賃貸・売買

中山製鋼所の事業領域


事業別の業績を調べると売上・利益の9割以上を占める鉄鋼事業が、会社を支えています。主力の鉄鋼事業は、前期に比べて売上減ですが、仕入れ原価の低下や操業改善で利益が増え、収益性が向上しています。

また不動産事業の利益率は50%を超えており、利益の1割近くを稼ぎ出しています。賃貸収益が経営の安定化に貢献しており、魅力的な部門です。

中山製鋼所の事業別の業績


注目は営業利益率の推移です。2013年度まで赤字が続いた為、事業を再建。その効果が見え始め、収益性を示す営業利益率が改善しています。

事業活動に問題がある会社の収益は、悪化し続けるものです。利益率が向上しているのは、良い傾向だと管理人は捉えています。

中山製鋼所の営業利益率推移


有利子負債97億円に対して、利益剰余金が409億円。実質無借金経営でして資金的にも余裕があります。急成長する会社では無いですが、今後の業績に期待したい所です。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) 中山製鋼所 (5408)
上場市場 東証1部
業種 鉄鋼
株価 683円
単元株数と最低購入単価 100株:6万8,300円
時価総額 430億円
資本金 200億円
発行済株式数 6,307万株
浮動株数 378万株
利益剰余金 409億円
有利子負債 97億円
保有者比率 外国 9.0%
浮動株 6.0%
投信 1.1%
特定株 68.0%

さて中山製鋼所の業績推移をご覧下さい。2014年度以降の売上は、減収傾向が続いています。しかし収益改善の効果で、利益は増えています。

売上が縮小する中で利益が出せており、過去4年は健闘しています。売上減少に歯止めがかかるのか。このあたりがポイントになります。

中山製鋼所の業績推移


なお2010~2013年頃までは最終赤字が続き、この時期は株価の下落が止まりませんでした。このように赤字企業の株で勝負するのは本当にリスキーでして、銘柄候補から外すべきです。赤字から黒字のV字回復を狙うのも、難易度が高いです。

中山製鋼所の過去の赤字と株価推移  

次に赤字から脱却した中山製鋼所には、倒産する可能性が本当にないのか。資金繰り状況を調べることにしましょう。直近2期のキャッシュフローの推移をご覧ください。

営業CFが減少してますが、これは売上債権・たな卸資産が増加したからです。なお、これまでに比べて資金繰り状況が改善したので、借金返済を優先しています。

財務CFの支出要因の、ほとんどが長期借入金の返済です。借入返済が落ち着けば、資金繰り状況として問題ない状況に落ち着くと思っています。

中山製鋼所のキャッシュフロー


さて事業構造や資金繰り状況を分析しましたが、今後、中山製鋼所の株を買うべきか。それは今期の業績予想をチェックすれば、判断する事が出来ます。

決算短信掲載の平成30年3月期の業績予想を見ますと、営業利益・経常利益・当期純利益すべてで大幅な減少見込みです。売上は増えていますが、利益が減少しており管理人としてはk株を購入する判断となりません。

中山製鋼所の今期業績見込み


続いて中山製鋼所の過去5年の週足チャートをご覧ください。これまでは利益が増えていたので、株価は下落せずにボックス相場の値動きに留まっていました。

そもそも前期比で利益が増加すれば、株を買っても良いと思っています。下記チャートの場合、株価のトレンドは横ばいですが、600円付近が支持帯として機能しています。

よって利益が増えていれば支持となる価格帯(600円)を目安に、うねり取り投資法を応用して買うタイミングを絞り込みます。下記チャートの青色印付近になります。

ただし今期の利益は、減少見込みです。ですから現時点では、管理人は様子見する方針を取ります。チャートを見ますと投資チャンスに見えますが、無用なリスクを取る必要は無いです。業績が再び上向いてきたら、投資候補にすれば良いでしょう。

中山製鋼所の売買チャンス



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中山製鋼所の売買をする場合にお勧めの証券会社

中山製鋼所を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

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