熊谷組の株価予想は当たるのか?

熊谷組の株価予想を評価・解説

収益性が改善し、増収増益が続く熊谷組。利益が激増した年度に株価が2倍になったが、高値で飛び乗ったカモのほとんどが、損したはずだ。特に株価予想なんぞを信じた人は、傷口を広げただろう。

儲かっている投資家が、いつ株を買うか、ご存じですか?実は予想情報を探す人が、保有株を手放す暴落時に、株を買っていますからね。自分自身で投資判断を下せるようにならないと、金融関係者にお金を貢ぎ続けることになるだけです。

熊谷組

熊谷組で儲けるポイント
  • 全事業黒字。建築事業が利益の5割を稼ぐ。営業利益率が向上し収益性が改善。
  • 海外売上高は、ほぼゼロ。国内の需要に業績が左右されるビジネス構造。
  • 有利子負債より、利益余剰金が多く実質無借金経営。財務の不安は、少ない。
  • 支持となる上昇トレンド線まで株価が下落した際に、株を購入したい。

トレンド線より株価が高い時に、株を買うな。損する可能性が、とても高いからだ。

(2017年2月1日公開)

予想屋を信用して底値付近で空売りしたら、損失を出してしまった事例

株価予想を精査していると、なぜ、こんな価格帯で株を買うのか?売るのか?理解できない売買推奨に、頻繁に遭遇します。今回紹介する内容も、底値付近で空売りして、想像どおり、損失になった事例です。

無理をせず、半年程度の値幅を狙った方が、利益になりやすいと思うのですけどね。まずは株価予想の問題点について、みてみましょうか。

評価者 実力:勝率 予想期間 結果 損益(投資額)
丸山隆之 勝率:45%
(5勝6敗)
2016/11/1~30 売:外れ ▲2万円
(27万円)
年1回の暴落時に売買した場合(後述) +13万円
(25万円)


2万円の損失を出した丸山隆之氏の売り予想

丸山隆之の株価予想


では丸山隆之氏の株価予想をチェックしてみましょう。11月は空売りで勝つ確率が、8割を超えていることから、自信満々で「売」推奨なさっています。残念ながら予想が外れ、27万円の投資に対し、損失が2万円となりました。

詳しくは後述しますけど、熊谷組は年末から春先にかけて上昇する傾向が強いため、上昇トレンドの途中で空売りするのは、とても危険な行為だと思います。

予想前後の下記チャートをみても、まさに底値付近で空売りしていますからね。仮に利益になっても儲けは、僅かなはずです。リスクの割に得られる利益が少なく、繰り返し売買すると、資産を溶かすパターンですね。

熊谷組の株価予想チャート


しかも予想期間が、たったの1ヶ月です。1ヶ月程度で売却する場合、投資金額に対して、得られる利益は少ないです。しかも買うタイミング、売るタイミングのミスが、許されませんからね。かなりシビアなトレードになるでしょう。

短期間に大儲けする事を夢見て、頻繁に売買するのでしょうけど、ほとんどの人が、損するはずです。試しに、世にでまわる短期取引の手法が、本当に儲かるのか、トレードステーションのバックテスト機能で調べてみては如何でしょうか??

熊谷組に関する予想屋の言葉を信用して損した人


そこで当サイトでは、日々の値動きに振り回されない手法である 、「うねり取り投資」「季節的なサイクルを利用した投資」を推奨しています。初心者であっても、投資判断が簡単だと思っているからです。

投下する資金に対して、得られる利益も大きいですからね。銘柄監視の負担も少なく、非常にオススメ。ぜひ、参考になさって下さいね。



支持となるトレンド線まで株価が下落した際に、株を購入したい。

熊谷組は、主に国内民間向け・官庁向けの土木建築を展開する総合建設の準大手企業です。土木事業、建築事業、子会社からの売上が収益源となります。

土木分野よりも建築事業が主力で、利益の5割を稼ぎ出しています。さらに足を引っ張る赤字事業が存在せず、全事業が好調な点も評価できるポイントでしょう。

熊谷組のセグメント別の業績


下記、受注高の推移をご覧下さい。海外受注高は、ほぼゼロですから、国内の需要で業績が決まるビジネス構造になっています。

特に民間向けの国内建築が、受注高の多くを占める状況が続いています。国内の景気動向に強く左右されるので、分かりやすい値動きをするでしょう。

熊谷組の受注高の推移


完成工事総利益率の推移も見てみましょうか。完成工事総利益は、粗利益つまり、売上総利益の事です。超簡単に言うと、工事の仕入れ原価を差し引いた利益分になります。

収益性を示す営業利益・営業利益率は、ここから宣伝広告費・人件費が差し引かれます。ですから下記は、営業利益率の数字でなくて、完成工事総利益率の推移になります。

さて完成工事総利益利益率は、土木事業、国内事業、ともに10%をちょっと超える水準です。やはり原価の占める割合が大きいです。(海外事業は、ほとんど売上がないので、無視します。)

ただ完成工事総利益利益率が改善しており、利益を残せる体質へ改善している点には注目したいです。

熊谷組の完成工事総利益利益率の推移


建設業は多額の資金が必要になりますから、利益余剰金よりも有利子負債が多い傾向にあります。しかし有利子負債164億円に対して、利益剰余金が459億円となっており、実質無借金経営です。熊谷組の財務は、良好だと感じますね。

項目 内容 コメント
企業名(銘柄コード) 熊谷組 (1861)
上場市場 東証1部
業種 建設業
株価 328円
単元株数と最低購入単価 1,000株:32万8,000円
時価総額 1,238億円
資本金 133億円
発行済株式数 3億7,754万株
浮動株数 9,665万株
利益剰余金 459億円
有利子負債 164億円
保有者比率 外国 27.9%
浮動株 25.6%
投信 ‥%
特定株 31.0%

熊谷組の業績推移も詳しくチェックしてみましょう。アベノミクス以降、土木建設需要が増した為、その流れで増収増益が続いていました。

しかし需要が一服した感もあり、今後の利益水準は横ばい見込みです。株価も以前ほどの勢いで、上昇しないだろうとのイメージとなります。

熊谷組の業績


ついでに営業利益率推移を見てみますか。下記は人件費等の一般管理費を差し引いた後の利益ですから、本業で最終的に残った利益・利益率となります。

平成26年以降は利益率が2%から7.1%へ3倍以上に改善し、これまでの収益性改善の取り組みは評価できました。しかし来期は、利益率が低下する見込みのようですし、ますます利益の伸びがイマイチになりそうな予感がしてきます。

熊谷組の営業利益率推移


倒産する可能性のある企業なのか?判断する為に、キャッシュフローの推移もチェックしておきましょう。利益率の改善により、本業で稼ぎ出せる現金が増えて、営業CFが大幅に増加しています。

2016年3月期は急減してますが、これは法人税の支払い負担が増え、多額の仕入債務を減らした事で、現金収入が減っただけです。

よって営業CFに問題があるわけでなく、資金繰りに問題をまったく感じないという結論となります。現金同等物も増加し続けていますし、余裕がありそうです。

熊谷組のキャッシュフロー


投資判断の参考になるので、過去の値動きも確認しておきましょう。熊谷組の過去チャートを2009年まで遡って調べてみると、上昇トレンド線(赤矢印線)が、支持として機能しています。

さらに年間とおして、12月前後が底値になる傾向もあるようです。よって年末を目安にトレンド線まで株価が下落したら、株を買うイメージで銘柄の監視をすれば良いでしょう。できるだけ株価の値動きがイメージしやすい銘柄を選んでおくと、利益を安定して獲得しやすいです。

熊谷組の過去のチャート


では具体的な投資判断のために、来期の業績についても調べておきましょう。熊谷組の営業利益が24,540百万円から16,900百万円へ減少見込みですが、1株当たり当期純利益は、32.36円から33.19円に微増見込みです。

判断に迷うところですが、1株益が増加しているので、リスクを取って買っても良いかもしれません。1株益が増えると、株価も上昇する傾向が強いからです。

熊谷組の来期業績


では下記、直近チャートをご覧下さい。1株益が以前に比べ2倍以上になり、株価水準も大幅に上がっています。1株益同様に、株価水準も2倍になった形ですね。現在は1株益が停滞しており、株価のトレンドは、緩やかな上昇トレンドとなっています。

ただし熊谷組は、トレンド線が支持として機能する銘柄です。よって年末頃を目安にしたうえで、上昇トレンド線まで株価が下落したら、株を購入するスタンスで良いでしょう。買い場を探す事にかんしては、最高のタイミングで株を買うための3つのステップを参考になさって下さい。

仮に上記指針に沿って2014年7月(250円)に1、000株を購入し、半年後の2015年3月(380円)に売却すると、25万円の投資に対し利益が13万円となり利益率が52%に達しました。やはり、中長期目線の投資は、投下資金に対して、利益が多くなりますね!!

なお株価がトレンド線を下に抜けると、下落が止まらない可能性が高いです。よって株を買う前には、かならず損切価格を決めておいて下さいね。

また最低取引金額が20万円を超えてますから、投資経験が少ない人は、SMBC日興證券のキンカブサービスを活用して、少額の株取引をするなどのリスク管理もオススメします。

熊谷組の売買チャンス  



2017年2月時点で管理人がチェックした建設業銘柄

熊谷組の売買をする場合にお勧めの証券会社

熊谷組を利用して株式投資をするのでしたら、下記の証券会社の中から好みに応じて使い分けると良いかと思います。

当サイトの一押し
 知名度No1で取引手数料が安い。口座開設で2000円貰えます。:SBI証券
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番外
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